※追記：この後急速に咲いて、一週間後には満開になっている。

東京都の世田谷区にある羽根木公園というところに行ってきた。ここは初めて行く場所。梅の木が沢山あって、そろそろ見ごろかもしれないと思ったから行ってきた。天気も良いから近場観光。

梅ヶ丘駅で降りてそこから徒歩で行った。そのまま公園の近い入り口から園内を見渡したら、そんなに咲いていなかったのでちょっとガッカリしたんだけど、梅の木は多そうなのは分かったので、階段を上っていった。

ここの公園は小高い丘のような地形になっている。

階段を上っていったら、驚いた。だいぶ咲いている！

想像以上に梅の木が多くて、また梅の種類も多くて驚いた。開花状況は、木によってとても違う。園内全体の割合からすると、5割ほどといった感じ。咲いていない木は1割にも満たない開花具合で、進んでいる木はもう満開を通り越して疲れちゃってる花が多くなっている。これは一斉に咲きそろうことはないだろうから、花見を考えている人は、もういつ行ってもいいかもしれない。

羽根木公園の梅の花は見頃だ。

さて、いろんな品種の梅がある。白、ピンク、紅、白とピンク、白と黄緑、というように色だけでもこんなにある。

よくみる普通の梅の木や、枝垂れているもの、地面の方から花を付けている背が低いものなど、梅の木の形状の種類もいくつかある。

花の形状も、花びらがワサワサしてるもの、シンプルなもの、雌しべが長いものなど様々ある。

多くの品種が作られているようだ。これは凄い！

中には曰く付きの梅の木もある。

これは『飛梅』（とびうめ）という梅の木。石版を中心に左側（写真手前）に白梅、右側（写真奥）に紅梅があって、対になっている。

太宰府天満宮からの寄贈品で、その昔、菅原道真を慕って彼の元まで飛んでいったっていう伝説があるそうだ。

羽根木公園の梅園にはカメラを持って梅の写真を撮って楽しんでいる人が多かった。僕も少し撮った。その中の一枚。

下の写真は、密集しすぎて笑えた梅。狭すぎて花が開けなくなってる！これは僕が求めている梅じゃない。梅って、ヒョロヒョロっとした枝にチョコっと咲くから良いんだ。この梅の木を作った人は、桜みたいにモコモコさせたかったのか分からないけど、凝縮感がありすぎて違うんだ。近くで見るとフジツボみたいだし、遠くで見るときりたんぽみたいなんだ(笑)。

下の写真は、梅の名前が書いてある名札の位置がおかしい。花がかぶるど真ん中に風情の無い白い名札を付けるから写真を撮りづらいし、学校の体育館でやる子供の作品展みたいでちょっとクスっとしてしまう。根元に付けるとか、地面に挿しておくとかして、もうちょっと和風に格調高い感じにしたらイケてると思うよ。

枝垂れ梅も何本かあって楽しい。

僕の横を通りがかったおばさんが、『シダレてるわねぇ・・・』って言っていたのを聞いて、『しだれる』って日本語を覚えた。今まで一度も使ったことが無い日本語だ。

翌年（2013年）の羽根木公園の梅の様子

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おまけ。

こんな珍客にも会える。

園内には常に何羽かのメジロが飛んでいるので、難なくスナップできる。

途中で80歳ぐらいの男性と会話をした。そのご年配の方が言うには、メジロの数が減ったそうだ。以前は普通に10羽以上も集団で飛んでいるのを見られたらしい。僕が持っているメジロのイメージだと、2,3羽まとまって行動しているのが普通って感じだから驚いた。いつの時代の話か聞き忘れたけど、遠い目をしていたので遠い昔の話だろう。

さて、羽根木公園の梅の開花状況はこんな感じ。もう花見を楽しめる状態。梅の種類が豊富なところが楽しかった。

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