先日コータローまかり通る全59巻を買ってから、寝る時間を削りながら全部読み終えた。

やっぱり面白い。

巻を重ねるごとにどんどん面白くなっていく。

作品としてのクオリティーの上がり方が凄まじい。

全部で１～７部と番外編、加えてデビュー作なんかも入ってる中で、第６部のバンド編を読みたくて買ったのでまずはそこを読破。

その後の第７部の千葉流編（せんようりゅう）でも音楽が深く関わってくるのでそこを読みたかったが、それを我慢して１巻から読み始めた。

話が全部繋がってるので、どうせなら最初から読んで世界に入り込んで楽しむため。

で、久しぶりに読んでみてやっぱり面白かったので、一人でも触れる人が増えれば楽しいなと思いここに書いておく。（内容には触れない）

とりあえず、音楽マンガとしての部分にだけ触れておくと、

第6部では
暴力はダメ！ギターで勝負！！
だった。

第7部ではもっとスケールが大きくなって
歌が世界を救う！！
になっている。

今どきの女の子がふんだんに出てくる音楽モノとは違って、コータローは男がいっぱい出てくる。（一応空手漫画だから。格闘マンガ、喧嘩マンガ、学園モノ。）

第6部もバンドメンバーは全員男。

男のギター勝負。

だから、女所帯作品に慣れている人には積極的に読もうとは思えないかもしれないが、参考までにあげておくと第7部のキーマンとなっている人物はメジャーデビューを夢見る16、17歳の女子高生ボーカリスト。

内容には触れないのでこのぐらいで。

そうそう、第６部よりかは格闘シーンははるかに多い。ブラジリアン柔術（グレーシー柔術）も出てくる。

とりあえず、ちょっと音楽に関するマンガを読みたいなと考えているなら、このコータローをオススメする。

第１部で登場する人物やその他アイテムが最後の第７部まで絡んでくるので読むなら最初からが良い。

中古ならアマゾンでも安いし。全５９巻で２～３千円程度なので大人買いなんて言うほどの値段じゃない。

久しぶりに子供の頃に読んでいたマンガを読んで楽しかった。

蛭田達也さん、ありがとう！！

ブラジルで売られているコミックス

おまけ。

全巻を通して宴会シーンは何度も出てきて、その度に宴会芸がエスカレートしていく。

その中でも稲森狂死郎の宴会芸は、、、、ユニーク。

「ネス湖のネッシー」に始まり、宴会シーンのたびに競い合い磨かれていき、最終的に「人形劇」へとたどりつく。

全てはこの宴会芸に行き着くためにあったんじゃないか。

この磨き抜かれた宴会芸を見るためだけに、１巻から読みたいとすら思える。

スラムダンクでいうと山王戦で桜木と流川がタッチするシーンに相当する（・・・・かもしれない）。

おまけ２。

このＣＤは現存するのかな？

ザ・コータローズの非売品自主制作音源。

『YOU are my HERO』

聴いてみたいけど、無理だろう。。。。

マガジンの読者プレゼントで何枚出てるのか分からないけど、数は少なそう。

おまけ３。

あらためて凄いなと思ったのは、第３部Ｄ地区編（ディーブロック編）。

高校の校内でマッドマックスしてる。

校内なのにマッドマックスのような世界観。

校内なのに無法地帯。

学園モノなのにマッドマックスにしてしまうというアイディアが面白い。

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