先週末にブラジルフェスティバル 2011が行われたばかりの東京都の代々木公園で、今週末、今日からスリランカフェスティバル 2011 - Sri Lanka Festival 2011が行われている。

スリランカ、スリランカ、、、僕はスリランカについて全くといっていいほど体験も知識も持っていない。

カレー？

あーなんかそんな感じする。

紅茶？

あーなんか紅茶っぽい。

その程度。

この前のブラジルフェスタに行った時にも思ったのは、このフェスティバルはその国の文化を全く知らない人にとっては、その国のことを楽しみながら少しでも知ることができるとてもいい機会になっているということ。

とてもいい。

今日の代々木公園は快晴。暑い。最高気温32度。暑い。それでもそよ風があった分救われた。

小田急線の代々木八幡駅を降りて歩いて代々木公園まで行った。ブラジルフェスタの時は会場に近づくにつれあっちこっちでタイコが聞こえてきたけど、このスリランカフェスではそんなことはない。その代わりこれこれ、臭い。

会場に足を踏み入れた途端カレー臭！あたり一面にカレーの臭いが立ち込めている。

とりあえずお昼過ぎ、お腹をすかして来た僕は、、、、当然カレー(笑)。これだけ嗅がされたら自然とカレーを食べたくなった。

会場を練り歩く前にとりあえず並んでカレーを買った。

ディヤダハラというお店でスリランカホームスタイルランチというのを頼んだ。

とりあえずザックリとスリランカのカレーを楽しむには良いんじゃないかなー？と思ってこれにした。

美味しかったよ。

真ん中に乗っているドンタコスみたいなお菓子が面白かったよ。

残念なのは、量が少ないこと。僕の普段の昼食の1/5程度の量。少ないけど、お祭りものだからこんなものか。値段は500円。

でも空腹だったお腹は一先ず落ち着いた。

会場を一回りしてみることにした。

初日のお昼にしては既に人が沢山いたという印象。

写真の右側が道路。右奥が千代田線代々木公園駅の方向。こっち側は人が沢山いた。人気がある区画とそうでない区画で人の混み具合の差が激しかった。

会場を歩いているとちらほらと袈裟を着た人たちを見かけることができる。なんか雰囲気出てる。エキストラじゃないと思うけど(笑)、雰囲気あって良い。

練り歩いているとオレンジ色のヤシの実らしきものを手にしてストローで飲んでいる人をみかけた。アグアジココ大好きな僕は、声をかけてどこで売っているか教えてもらった。

売っているお店を発見！オレンジ色のヤシの実。キングココナッツというらしい。

僕は初めて見た。お店の前はこんな風にキングココナッツがうじゃうじゃ。

ここから好きなのを一つもぎとってお店の人に渡すと、その場で穴を開けてストローを挿してくれる。これも値段は500円。

よくばって大きいのを選んだよ。

そしたらさ、全然甘くなかった。ハズレ！

このへんはブラジルでよく飲んでいた緑色のヤシの実と同じなのかもしれない。ジュースが甘いか、内側の実が甘いか、開けてみないと分からない。運次第。

内側の薄い白い半透明の果肉をストローでこそぎ取る。この技はブラジルのコパカバーナに住んでいた時に磨いたからお手の物。

残念ながらこっちもハズレ！特に甘くなかった。

それにしても、大きいのを取ったから量が半端じゃない。とても多い。全部飲んだら、ちょびっとカレーを食っただけでまだ空腹だった僕のお腹がゴボゴボになった。

変な形でお腹を満たされてしまったので、ちょっと落ち着くまでぶらぶらすることにした。

スリランカの物産を見る。

一際目立っていたお店がここ。まぶしいよ！

茶色い革製品に紛れて金色の装飾品が目を引いていた。

ラッシーグラスや玩具、CD、紅茶、お酒などなど、いろいろ売っているお店があって見ているだけでも楽しかった。

スリランカフェスティバルの会場をうろうろしていたら、お腹が落ち着いてきたので、何かスリランカの食べ物とビールを買うことにした。

とても手が込んでいる看板が印象的だったこのお店で何か買うことにした。

並んでいる間お店の中を覗いてみた。暑いだろうに、元気良く調理している姿がかっこよかった。

エッグロティというやつを食べることにした。値段は400円。

見た感じナンっぽかったから、何かカレーに付けたり具を挟んだりして食べるっぽいなぁ・・・と思ったんだけど、味付きって書いてあったから単体で食べられるものだと思った。

店のメニューに、『もちっとした食感の独特な生地に卵を包み、塩、こしょうして焼きます。シンプルですがスリランカ人は大好きな料理』と書かれていたので、楽しみだった。

でもね、食べてびっくり。これ塩、コショウしてないよ！！！！

という訳で、油ぎった生地と卵だけだから、味なんてあるわけもなく、クソ不味かったんだ(笑)。

サラダ油ザッと引いてホットプレートで焼くとこうなるなぁ・・・という感じの食べ物だった。

焼いた時の油で生地全体がヌルっとしてるのに、口の中の水分が足りなくなる。唾液がまったく出てこなくなって、食べるの大変だった。ビールで流し込む感じ。

こういう不運な時もあるか。スリランカへの興味がちょっと減った。僕にとっては、その後のその国の印象を左右するほど食べ物の印象ってのは大事！

こんな感じで、生地の中に卵が挟まってる。焼くときの油でヌルっとしてる。

イギリスでサンドイッチを二度と食べることが無かったように、ロティを食べることは二度とないだろう。

スリランカでは有名な銘柄らしい、このライオンビール。黄金色をしたラガーと黒いスタウトがあった。

ラガーはアルコール度5%ぐらいで、スタウトは8%ぐらいらしい。ラガーに比べてスタウトの方はやっぱりきつい感じがあって、味がしっかりついている感じがした。

写真を撮りたい旨を伝えたら、店員さんがノリ良く綺麗に並べてくれた。ありがとう！

左のはラガー。僕はどっちも好きだけど、飲みやすいのはこのラガー。

ビールが美味しかったから、ロティは帳消し。

ちなみにどちらのライオンも500円。

会場中どこのお店のどんな食べ物でもだいたい400円～600円の値段になっている。多いのはワンコイン500円。500円玉でやりとりし易くてよかった。

野外音楽堂のステージではスリランカの民族舞踊や日本の和太鼓など、スリランカと日本の両方の文化を披露するイベントが行われている。これはとても良かった。

熱狂的な雰囲気のブラジルフェスティバルとは違い、やや落ち着いた感じでスリランカの食べ物や舞踊などの文化を楽しめた。とても良いフェスタだった。

まだ明日9月11日(日)もスリランカフェスティバル2011はやっている。最終日。ステージのスケジュールなどはこちらのスリランカフェスティバル公式ホームページで確認できる。

さて、どう締めくくろうか・・・。ストレートに『楽しかったよ！みんなも行っておいでよ！』といきたいところだけど、ロティショックが尾を引いててちょっとそんなテンションになれない(笑)。でもまあ・・・

スリランカフェスティバル 2011 最終日の様子もこのブログに写真入りで掲載しているので、まだの人はチェック！

また、この記事と最終日の記事で掲載しきれなかったスリランカフェスティバルでの舞踊やいろいろな小話などはスリランカフェスティバル2011の番外編としてまとめているので、そちらもチェック！

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