最近、懐かしい漫画『コータローまかりとおる！』を全巻買った。（中古で2,100円。安い！）

音楽をメインに扱っているバンド編を読みたかったから。

5年か6年かもう何年前か忘れたけど、何か音楽に関する漫画を読みたいなと思って調べて、ベック、けいおん、響けユーフォニアム、の三つを見つけた。

最近ではバンドリというのを見つけたんだけど、いつの間にか放送が始まっていたらしく見逃してしまってそのままもう知らない。

で、見つけたやつはどれも求めているものと違う感じがして、結局子供のころに愛読していたコータローを買った次第。

そのバンド編はどんな内容かをざっくり言うと、

主人公側（格闘家多数、私設傭兵部隊を持つほどの大富豪など。ついでにヒロインの父は警視総監）と、敵側（ロサンゼルスのマフィア）が対立する構図で、最終的にギターバトルで決着する話。

暴力はダメ！ギターで勝負！！

ということ。

子供のころはただ夢中になって読んでいただけだけど、大人になって今あらためて読んでみるととてもぶっ飛んだ設定とストーリーだなと驚いた。

作者の蛭田達也さんは音楽に明るいようで、登場する楽器やミュージシャン、曲なども面白い。

物語のキーマン。スティーブ・ヴァイ・・・・じゃなくてスティーブ・パイ。

敵の親玉、カイザー・ラステーリ。ロスを中心に西海岸一帯をとりしきるマフィアのあととり息子で天才ギタリスト。

一応格闘シーンもちらほらある。

全59巻をまとめて買ったのは、確かバンド編の後にも別のバンドが出てきていろいろやってたよなぁ・・・・という記憶があったから。

チェックしたらやっぱりやってた。

バンド編よりももっと壮大な話になってて、これも読みたかった。

あとＤブロック編も読みたかったし、ちっこい恋敵が出てくる格闘大会編も読みたかった。

なんだかんだ全部面白かった。

さて、久しぶりに読んでみたらやっぱりバンド編は面白い。

ここを見てこれから読む人もいるかもしれないから内容には触れない。

日本のストーリーによくある内向きな心情を描くお涙頂戴とかではなく、自然と高揚してしまうノリとか躍動感のある音楽マンガを探している人にはオススメ。

ついでに、80年代初期のマンガなのでご年配の方が読むとちょいちょい登場する懐かしい著名人なんかでクスっとくるはず。

ブラジルで売られているコミックス

おまけ。

何気に驚いたのが、59巻全部の表紙を覚えていたこと。

読み始めたのはたしか小学校三年生の時で、中学か高校くらいまで読んでいて、それ以来触れてないと思うんだけど、どれをとっても「はっきり見覚えある！」という感じで、表紙を見ているだけでも面白い。

おまけ２。

１巻が発売されたころ（83年）の少年マガジン・コミックスのラインナップ。

５９巻が発売されたころ（94年）。

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