最近は初めて弾くメディナ・アルティガスのカンタータの６２０番セット（ハイテンション）の弦の音色を楽しんでいる。

オーガスチンのリーガル／ブルー（ハイテンション）とメディナ・アルティガスのカンタータの６２０番セット（ハイテンション）の音を比較検討するために、同じ曲での試奏を収録した。

いずれも張ってから４日目の安定している状態。

メディナ・アルティガスのカンタータ（ハイテンション）は、ざっくり言うとリーガルブルーの上位版のような印象。

中低域によりなめらかな芯を増して、高域に上品な煌びやかさのある音色といったところ。

ギラギラした音が好きな人には、巻き弦のなめらかな音色はものたりないかもしれない。

全体的にカラッとした音色の６３０番ミディアムテンションに若干見え隠れするビチッとしたビニール感はなく、中低域の丸い硬質さがありしっかりしている。

好みで分かれるところだと思う。

どっちも良い音色だよ。

曲によって使い分けたいところだけど、可能ではるけど現実的ではないのがもどかしいところ。

もちろん、ギターによって音色が変わるはずで、どれだけ変わるのかまでは分からない。

ここで使用しているギターはマルセリーノ・ロペスだけど、以前どちらを買おうか迷ったテサーノス・ペレス寄りな音色になったのは面白かった。

それと、かなり感動したのが、張った弦の感触と見栄え。

弦の太さがバランス良く整っているので、見た目が綺麗。

それで、弦の感触というか”揺るぎの無さ”というか、それがクラシックギターの巻き弦とジャズでよく用いられるフラット弦の中間ぐらいの印象。

耐久性も並にはあるので安心。リーガルブルーよりは強い。

特に４弦の強度も問題ない。

（追記：強度は素晴らしい。ブリッジで弦同士が接触する部分がほつれることもなければ、特に消耗が激しいローフレットにあたる部分がほつれることもない（軽く潰れているかな？ぐらい）。外した時もフレットに接触する部分がくせがついて曲がる程度で、よくある折れるような鋭角な曲がり方にまではなっていない。）

良い点は、４弦が少し長めなこと。

十分な長さがあるから弦長の長いギターでも楽に張れる。

ナイロン弦の音色も整っているので、違う弦に渡るメロディもスムーズに聞こえる。

しばらくこのカンタータ（ハイテンション）で弾く。

サバレス HTクラシック 540J を初体験

Medina Artigas クラッシックギター弦 620

Amazonで見てみる

Medina Artigas クラッシックギター弦 620-3PM

Amazonで見てみる

おまけ。

このマイクプリアンプの比較動画では、カンタータのハイテンションを使用している。

おまけ２。

下の演奏動画では、ナイロン弦をリーガル／ブルー、巻き弦はサバレスのコラムという組み合わせ。

コラムとリーガルブルーの巻き弦はけっこう似ていて、わざわざ組み合わせる必要性を殆ど感じなかった。

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。

0