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サバレス HTクラシック 540J を初体験

 
2015-05-19 06:03 Good(0) Comments(0)
in Violão - ヴィオロン

最近、使ったことがない弦をいろいろと試している。

その中でこのサバレス540Jという弦がユニークで面白い。

SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)

サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)
サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)

おそらくクラシックギター本体との相性が強烈に出る弦で、合えば素晴らしいのだろうけど、合わないととんでもないことになる。

で、残念ながら僕のギターには合わなかった。

ということで、特に目に付いたところを大まかに挙げていく。

まず、ナイロン弦が細い。

3弦が異常に細くて、太い弦に慣れていると違和感を持つ。

下の写真は、オーガスチン(リーガルブルー)の3弦との比較。

左がオーガスチン、右がサバレス。

サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)
サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)

結局は『慣れ』の問題なんだけど、細かい事を言えば人差し指側面の凹凸との兼ね合いで押さえる位置や力加減を変える必要がでてくる。

押さえ易いかどうか、つまり指先で捕らえ易いかどうかは、弦の太さじゃなくて弦高によるところが大きいから、「細い=弾き易い」というようにこの一要素だけで決まることではない。

テンションが高すぎる。

High tension とは書いてあるけど、ハイテンションていう言葉から僕が想像していた張りの強さをはるかに超えていた。

1~3弦が本当に凄い。

弦を張り替えている時に、いつも通りの「一回穴に通して二回よじる」縛り方で1弦を巻いていたら、ペグにかかる負荷の具合でいつもならE付近の音になっていていいはずなのに、まだまだぜんぜん音が低い。

「あれ?あれ?あれ?」と巻き続けていくと
バチーン!!
と音がしてブリッジ側がほどけしまった。

ということで、穴に二回通すことにしたんだけど、それでもほどけてしまった。

最終的に、穴に二回通して二回よじってコブを作ることでようやく落ち着いた。

サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)
サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)

ペグはギチギチと音を立てて硬い。

で、2弦も二回通し、3弦はそのまま。

1~3弦とも凄い力がかかっているのがペグのギチギチ感でわかる。

ブリッジもげるんじゃないかっていうそんな恐怖感が出てくる。

ギターの弦長が1弦659mmと長めなこともあるけど、スタンダードな650mmだったとしてもかなり張りが強くなると思うから、あんまり良い感じはしない。

特に古い楽器にはしんどそう。具体的にどう影響するかは大量の楽器と長い年月を掛けて実験してみないと何とも言えないところだけど、この恐怖感を持ったまま演奏し続けようとは思えない。

ここまで強いテンションだと、僕の感覚では「ハイ・テンション」じゃなくて『クレイジー・テンション』なんて書いていれば納得できる。

中域が大混雑。

4~6弦の巻き弦の音が、芯が弱めでモファモファした感じで開管よりな音色。

そのモファモファ感のせいで響きがぐちゃぐちゃになりやすい。

例えばメジャー7thを鳴らすと、CM7以下はもう耐えられない。

僕のギターは弾いている位置からの音と前方で聞こえてくる音が違う(大抵のギターはかなり違う)ので、前方で聴いているとそこまでぐちゃぐちゃな感じはしないんだけど、弾いている位置からだと凄い。

こういうサウンドは、良い方に転ぶと「柔らかい音」とか「暖か味のある音」とか言われるんだけど、残念ながらそうはならなかった。

そしてそれが生楽器特有の木の箱が鳴っている感じとぶつかってそれをかき消してしまう。

これが、ギターとの相性が極端に出ると感じた要素。

例えば、クリーンな音色を出すギターにだったら合うかもしれないけど、やってみるまで分からないところ。

低音の歯切れは良い。

巻き弦の劣化が早い。

驚いた。張って一日目で4弦と5弦に痛み始めた跡、フレットで潰れて酸化し始めて若干茶色く変色した感じが見え始める。

写真は4日目の状態(4弦)。

サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)
サバレス HTクラシック 540J - SAVAREZ: HT CLASSIC (540J, High tension)

大抵は4日目あたりから見え始める症状が一日目で出てきてビックリ。

あのオーガスチンのリーガルブルーよりも劣化が早い。



このサバレスという弦、ギターとの組み合わせで「これはこれでアリだね」とはなりにくく、『100点か0点か』の結果を出すタイプだと思う。

これだけ極端な弦を使ったのは初めてだったので本当に驚いた。たくさん驚いた。



Facebookでも演奏を公開してるよ



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