スーパーガールと…マフィア(？)の組み合わせ(笑。素敵。

Love Is an Open Door and Frozen / (c)Disney

ディズニー映画『アナと雪の女王』に面白い曲がある。

だいたいディズニーの音楽は面白い曲だらけなんだけど、その中からこれ。

とびら開けて -Love Is an Open Door-

映画の最初の方で出てくる歌曲で、アナがハンス王子と破滅に向かってまっしぐらに走り出すシーンで流れる。アナの強烈なアホっ・・・まっすぐ積極的な性格に狂気すら感じるところ。

僕がこの曲を面白いと思ったところは主に二点。

・コード進行

・二人の旋律

まずは「コード進行」から見ると、サビに入る手前の和音が印象的。

前半でいうと「Ｇm7」、後半は転調して「Ａm7」のところ。

｜Ｂm｜Ｄ, Ｄ7｜Ｅ7｜Ｇm7｜

サビ
｜Ｄ｜ＤM7/Ｆ#｜Ｅ7｜Ｇm7｜

後半。転調してる。

｜Ｃ#m｜Ｅ, Ｅ7｜Ｆ#7｜Ａm7｜

サビ
｜Ｅ｜ＥM7/Ｇ#｜Ｆ#7｜Ａm7｜

サブドミナントマイナー終止なんだけど、その前から7thコードでブイブイ来て凄いバネ感がでてサビにジャンプ。この流れがかっこいい。

ＴＡＢ譜はギターで弾き語りしたい人のために。明るい曲だから、夏のバーベキューやキャンプの時にみんなでサラっと歌って盛り上がれそうなのに、けっこうギター奏者泣かせの曲。

通常のチューニングでも弾けるんだけど、響きの流れがデコボコしておかしくなる。

この６弦Ｄにする変則チューニングで弾くと厚みのある響きで安定する。

ちなみに、Ａメロとかその他、これでちゃんと弾けるのかは知らない。やってない。

本題はコード進行がカッコイイよ！ってことなので省略。

次に、二人の奏でる旋律。

これ、基本的に「ハモ」ってるんじゃなくてオクターブ違いで同じメロディを歌う格好。同じ旋律を歌うことで補強して二人で一つの新しい音色になって、そのまま音が示す通りに二人が意気投合していく様子を表現しているんだと思う。

それを軸に、アナが駆け抜けていった音を追うようにハンスのメロディが到着したりと、映像と同じように旋律も絵的な動きをしている。

ちょろっと普通にハモってラインがくっきり二本になるところもあるんだけど、またすぐにお互いのラインが目立たなくなるような動きに変わったりする。

・・・で、結婚の約束をしてしまうわけだ・・・。

音楽の力は偉大だ。

こういったように、音楽としてより整っているというより、そのシーンの意味に重きを置いたアレンジになっていて面白い。

アナと雪の女王を観たよ

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