ディズニー最新作『アナと雪の女王』を見たよ。やっと。

先日通販で注文しておいたＢＤが届いていたのを今日やっと見ることができたんだ。

公開されているＰＶを見て「これは映画館で大泣きしてしまいそう…」と思って観に行くのを控えてたんだよ。

だからＢＤが発売されるのを楽しみにしてた。

映画館で隣にうるさい奴いたら嫌でしょ・・・・。

ブラジルだとみんな気ままに笑ったりしてるんだけど、日本はそういうところ厳しいから。

でもさ、今日観て思った。さっさと観に行っておけばよかった。

そんなにどっぷり泣かせるような演出じゃなかったから。意図的にライトな感じにとどめているっぽいかな。

ストーリーの軸は確かに「姉妹愛」。こういうディズニーも良い。

演出は終始コメディタッチ。だから時々ドタバタコメディを見ているような気分になるところもある。

面白いよ。

ちょっと気になったのは、序盤の展開が急過ぎるところ。

特にエルサが山に逃げ込んで「Let it go」を歌い出すところ。観ていて「エルサ、パニックだろうなぁ・・・・」と思っていたら、とても力強く歌い出す。

考えれば心情の変化は分かるし、ちゃんと心情を歌ってもいるんだけど、映像として観ているとエルサの気持ちの転換が早すぎて少し突き放された感じがする。

本当に当初、ＰＶ観ていて「アナと雪の女王」にそんなに興味を持てなかったのも、こういう気持ちの流れと音楽のズレがなんとなく感じられたから。

その後「Do you want to build a snowman?」を観て聴いて、「ああ、やばい、これは観に行きたい！！」と思っていたんだ。

で、泣きそうだから我慢してた、と。

で、その音楽。

やっぱりディズニーは凄い。

ＰＶで観てからずっと感動していたのが「雪だるま作ろう」。

この歌い出しの一節だけで全てを表現できているように感じられて、「スゲー！！！！！！！！！！！！！！」って感動した。

でさ、歌詞は英語の方が合ってるのはこれはどんな映画でも言えるオリジナルの特権みたいなもので仕方ない。

でもそれを超えて神田沙也加さんの歌が素晴らしい。本当に魅力的。こういう人こそ荒っぽくてもいいからアンプラグドで自分の歌を歌ってもらいたい。周りが用意した音じゃなくて。

もう一つ。最後の大団円のところのバックで流れている音楽が素晴らしい。本当に素晴らしい。

アナがソリをプレゼントするシーンやエルサがリンクを作るところは「生まれてはじめて」がバックで流れてるんだけど、そのまま最後まで終わるかと思いきや、本当に最後の最後、引きの画面になるところでムクムクっと「雪だるま作ろう」のモチーフが出てきてそれがそのままエンディングのアンサンブルを形成してる。

ゾワゾワっときた。

冒頭でアナがベッドの上で「雪だるま作るのはど～お～？」（英語だと「Do you want to build a snowman?」と歌詞と統一したセリフを言ってエルサを起こしてるけど、日本語だと歌詞の「雪だるまつく～ろ～」と違うセリフに訳してしまっているのでこの「仕掛け」が薄くなっちゃってる。とても勿体無いところ。）とエルサを起こしていた頃に戻った。事故の前の仲良く遊んでいた頃に戻った。それで「こいつらまた雪だるま作るんだよ子供みたいに(笑」なんて将来のことも想像させてくれる『曲による演出』。

こういうところ、ほんとに凄い。

最後に、英語字幕がしっかりセリフと同じになってるから、英語の勉強にもいいかも。

まだまだ言いたい素晴らしいところ沢山あるけど、おしまい。

映画はやっぱりハッピーエンドが良い

アナと雪の女王 MovieNEX [Blu-ray]

Amazonで見てみる

アナと雪の女王　サントラ

Amazonで見てみる

おまけ。

ディズニーの音楽は、音楽そのものも勿論いいんだけど、映像と合わせた音による演出が本当に素晴らしい。

楽曲分析に使えるけど、それだけじゃなくて、こういう音楽の使い方、音による誘導、なんてところもあわせてみるととても勉強になるよ。

学校じゃ教えてくれないんだよこういうの。音がどういう情景や物体の動きを表現しているか、ということは教えるけどさ。

おまけ２。

「雪だるまつくろう」のクラシックギター１本による演奏動画。

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。

0