石粉粘土を使ってウサギの模型を作った。

模型を塗装する前の下地作りの練習をするために作ったものだから、ウサギをデフォルメして簡単な形状に作った。

アルミホイルで芯を作って、その周りに石粉粘土（せきふんねんど）を盛り付けていって、ある程度造形したら乾燥するのを待つ。乾いたら粘土の表面の細かい凹凸をヤスリで削ったり新たに粘土を盛ったりしながら、出来るだけツルツルに仕上げていく。

最後は600番の紙やすりを使った。それでも拡大して見るとこんなにデコボコしている。

前回初めて作った犬の模型ではこれよりももっと粗い表面だった。だから色を塗っても表面の凹凸が目立ってしまった。今回はこの程度で表面の処理を終わらせてみた。これにサーフェイサーという液状のパテを吹き付ける。

するとこのようにツルツルのテカテカになる。

尻尾に紐を結んでぶら下げて乾燥させている。

この程度の凹凸だと、このサーフェイサーで埋められることが分かった。とりあえず試したかった事はこれで済んだ。

サーフェイサーが乾いたら色を塗る工程に移るんだけど、いざ塗ろうとしたら、どこから塗っていいものか分からなくて困った。僕は筆塗りだから、下手な手順で塗ると塗料の凹凸が出来てしまいそうな気がした。

上、下、尻尾、の順で塗ってみたけど、失敗。尻尾を掴んで胴体を塗る、乾いたら尻尾を塗る、というのが良さそうだ。ということで、やってみて、無事に胴体を塗り終わったところで、、、、まさかまさかの落下。絨毯に落っことしてしまい、ウサギがグチャグチャになった。

ということで、乾いてからまたヤスリ掛けして塗りなおした。そんな訳でやたらと日数が掛かってしまった。多少、塗りのムラが出来てしまったけど、当初の目的は果たせているわけだし、このまま完成させることにした。

白色が乾いてからややピンクに近い赤色で目を描いた。

日数が掛かったのには、雨天続きだったこともある。湿度が高いと仕上げのトップコートの拭きかけが失敗するらしい。トップコートが乾燥する際に表面が結露してザラザラになってしまうらしい。そんな訳で雨の日を避けていた。

仕上げ作業にかかれそうな日がやってきたので、最後の仕上げ。トップコートを吹きかける。

ここでまた思わぬトラブルが発生。二回目の吹きかの時に小さなホコリを挟んでしまった。諦めてそのまま三回目を吹きかけた。そうしたら、またホコリが挟まってしまった。しかも同じような場所に。

運良く下側だったこともあるし、トラブルもいい思い出ということで、これで完成。小さいながらもフルスクラッチ。

完成品の写真撮影はPENTAX Qで行った。暖か味のある感じに仕上げた。

次回は、粘土が乾いていない段階での造形時に、使う道具で表面がどう変わるのかを試してみたい。一作目もこの二作目も、爪楊枝だけを使って作っている。

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