久しぶりに多摩動物公園に行ってきた。目当てはコアラの赤ちゃんのパピー。もう、毛もフサフサして活発な様子が見られるんじゃないかと思って行ってきた。

天気が良くて気持ちがいい。浮かれてうっかり、前回のようにデジカメのバッテリーとメモリーカードを入れ忘れるなんてことがないように気をつけた。

今日はしっかりと赤ちゃんコアラを見ることができた。

エサの時間になり、飼育員が入ってくると動き始めた親コアラのミライ。赤ちゃんコアラはやっぱりお腹にしがみついている。

それはそれで可愛いんだけど、今日は背中に乗っかっているところを見たい。そう期待して念を送りながら見ていたら、おもむろに・・・。よじ登ってきた！！！！

『準備オッケー！いつでも行っていいぜ母ちゃん！』

やっぱりお腹にしがみついてぶら下がっているより、背中に乗っている方が楽なんだろう。見ている方もそっちを見たい。僕だけでなく、その場に居たお客さんたちは、パピーが背中に乗るのを見て沸いた。

親が歩き出したら、赤ちゃんは体をぴったりと寄せて、首元あたりにしっかりとしがみつく。

木から下りて地面を歩く。とてもよく動いていた。

親の真似をしているのか、ミライが振り向けばパピーも振り向く。

おぶってる方も大変そうだけど、しがみついている方も大変そう。子供なりに必死なんだ。

コアラって猫目なんだ。初めて知った。

正面で近くから見たら思ったほど可愛くなかった(笑)。ブサカワイイって感じ。パンダと同じく、ほどよく距離を空けて見るのがいい。雰囲気は抜群に可愛いよ。

写真じゃあまり大きさが伝わらない。赤ちゃんコアラのパピーの胴体の大きさは男性の手のひらぐらい。今ここで僕が撮った写真を見てイメージしている以上に、生パピーは小さく感じる。

飼育員と一緒の写真だとよく分かる。

爪のチェック？そんなような事をしている。いつもの事なのか、慣れている様子でミライは抵抗しない。パピーはじっと見ているだけ。鳥なんて、爪いじろうとすると、この世の終わりとでも言わんばかりに全力で抵抗するのに。インコの爪切りは大変だった。

こういうの、やりながら説明してくれるととても嬉しい。

ちょっと横向きアングルが一番可愛い。

ミライが食べるユーカリの葉に興味を示している。

興味を示しているどころじゃなくて、もう既に葉っぱを食べている。しかも、柔らかい新芽の部分じゃなくて、硬そうな葉っぱをムシャムシャ食べてる。

親から貰うんじゃなくて、自分で採って食べてる。

大きい葉っぱはちょっとずつかじる。

何より驚いたのはこれ。親から離れて別行動してる。写真右奥のユーカリの向こう側。一人で歩いてユーカリの葉っぱをむしって食べてるところ。成長が早い！

パピーは葉っぱを食べながらモゴモゴしながら寝た。それを見届けて、ミライも寝た。

もう少ししたら、背中に乗ることがなくなるのかな？この成長ぶりを見ているとそんな感じがした。今のうちに見に行っておいてよかった。

いつ見に行ったらいいのか？一番確実に動いているコアラを見ることができるのは、午後1時30分のエサやりの時。これはとても活発に動くコアラを見られる。

その他は、たぶん、10時30分から11時頃になると、ミライとパピー親子だけ起きてエサを食べ始める。他のコアラは寝たまま。子育てのせいか、他のコアラの二倍ぐらい食ってるのかもしれない。この時を狙ってみるのもいい。ちょっと時間が確実じゃないけど、空いている。

混んでるけど確実なエサやり時を狙うか、空いてるけど不確実なオヤツ時を狙うか、といったところ。

この時期を逃すと小さいコアラを見られないから、普段は動物園に行かない人も行ってみると楽しいと思うよ。

それと、いつの間にか最前列は子供優先てことになっていた。カメラマン（たぶん、一眼レフ持ちの事だと思う）は後ろへ下がれとも言われた。譲り合いで。

そんなわけで、楽しくレッツ・コアラ。

3ヶ月後のパピー

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おまけ。

飼育員は気づいているか分からないけど、お尻を拭いているところで、窓ガラスを隔ててこちら側に居るお客さんたちは結構盛り上がってる。コアラがムズムズしてる様子がおかしくて(笑)。

顔がとろけてる。お尻を拭いてもらうと気持ちいいんだろう。

もう一つおまけ。

ミライとパピーの周りにはお客さんが沢山集まるけど、その他のコアラのところには殆ど人はいない。親子コアラで満足してしまうのか、通り過ぎる程度になってしまっている。パピーが産まれる前は、空いているコアラの前に均等にお客さんが散らばっている感じだったけど。

『俺らもいるんで、よろしくロックンロール！』

ちなみに、お父さんコアラのピックスは元居た動物園に帰ったらしい。光源氏みたいだ…。

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