Impact Soundworks の Django Gypsy Jazz Guitar というギター音源をうまく使えるように練習してる。

いくらか使ってみたところの感触は、音源の名前にあるとおり、ジャズ系のように抑揚の少ない音楽には使いやすいけど、中南米やスパニッシュに見られるようなベース、コード、メロディを一緒に弾くようなアレンジには使いづらい。

一番苦労するのは、ベロシティレイヤー間の音質と音量の差。

欲しい音色と強弱が一致しにくい。。。。

ベロシティ101だったかな、、、、そのあたりからバチンバチン鳴るギラついた音色に変わるので、このへんの使い方、アレンジ、調節が難しい。

ということで、ミックスも視野にいれた打ち込みをする必要がでてくる。

打ち込んだだけの状態でバランス悪くても、この後ＥＱ通してコンプ通してアレしてコレして・・・・ってやったら良い感じになるなぁ、、、、とか予測して使うとなかなか良い感じになる。

・・・・というところまで、上の動画にしてある音源は四苦八苦してる様子がよく出ながらも、ちょっと光が見えてきた感じ。

あと、ハンマリング、プリングが効くのが全音音程までなのが泣ける。

つまり、ドレミファ～♪というフレーズならハンマリグになるけど、ドファ～♪だとならない。

短三度以上だとハンマリング、プリングにならないから、ベロシティで調整することになる。

ただ、効いてもハンマリング、プリング独特の「ポエヨォン」的な音色の変化が無いのが残念。

例えば開放弦を含めたＨ＆Ｐは倍音構成の大きく違う音が連続するから面白いんだけど、そういうギター特有のアレンジの遊びが出来ない。残念。

あと、弾いてる人がちゃんとミュートしてないから、押さえてるポジションとヘッド側の音が同時に鳴ってぶつかってるところもある。

こういう部分も生演奏の一連の動作の中ではよくあることなんだけど、録音音楽となるとそれが許容できない場合もあるから、使う場合にはちょっと頭の片隅においておく必要がある。

ストラムの方も良い刻みをしてて使える。

使えるんだけど、これもやっぱり音源の名前にあるとおり、ジャズのような大雑把な音楽には使えるという感じ。

あまりにもコードの種類が少ないから。

だから各声部の積み重ねや横の流れではなくブロック単位で響きを見てその中でさぁどんな音を使いましょうかというアレンジにはざっくりと使える感じ。だからポップスなんかにも良い。

和声的に緻密なアレンジを要する場合にはまず使えない。

何気に感動したのが、ノイズ。

だいたいノイズってとって付けた様にノイズが鳴ってるって感じになりやすいんだけど、この音源の場合かなり自然に馴染んで、演奏者の動きがイメージできるようなサウンドになる。

ただ、ランダム要素のせいでただのミステイクにしか聞こえないような鳴り方をしてしまうこともあるから、流し込む場合にはやり直しになることもある。

良い演奏には運も必要。

その他にも良い点悪い点があるんだけど、公式のデモにあるような音楽に使いたい場合には難なく使えて、それ以外に利用しようと思うとちょっと慣れが必要だったり無理だったりということになる。

・・・・という感じのギター音源。

まだなかなか思うように使えないんだけど、音色自体がこんなのだから僕はもう作曲意欲を掻き立てられまくって楽しいよ。

クラシックギターのポジションマーク用シール

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