ここ東京はお昼過ぎた2時ちょっと前頃、あたりの色が黄土色、光の色っていうか、空気感がくすんだ黄色になる。

異様な色に空を見上げると黄土色の雲。

窓を開けておくと部屋の中、テーブルの上などがザラザラしてくる。

外に出ると、目の前の空気が透明じゃないことに気づく。

顔に砂埃が掛かる感触がはっきり分かる。

町並みの遠くが霞んで見えない。

凄い砂埃。

黄砂か？！中国からの黄砂か？！PM2.5入りの黄砂か？！

と心配になり、気象情報を調べたら、

煙霧（えんむ）

とのこと。

黄砂じゃなくて『煙霧』という現象で、寒冷前線の影響で辺りの砂塵が巻き上げられ、一時的に視界が悪くなっただけとのことでひと安心。

本当に凄い砂埃で、風上を向くと目を開けていられない。

都内の電車も一時運転休止したり、スカイツリーが完全に隠れてしまったり、色々な障害が出るほど。

部屋の中にいても、外からの風が吹き込んでくると、目が痛くなる。コンタクトをしている人は大変。

街行く人たちはフードを被ったり、襟を口元に当てたり、マスクをしたりして、砂埃から身を守りながら歩いている。

こんな色の空、今まで見たことあったかなぁ？と振り返っても出てこない。

今日は最高気温24度とあったかくて天気の良い日だったから、窓開けて気持ちよく過ごせると期待していたんだけど、あいにく風速3mと風が強く、おまけにこの煙霧で外界とシャットアウト。

いつも通りの冬の生活になってしまった。残念。

それにしても、中国からの汚染物質PM2.5を含んだ黄砂じゃなくて本当に良かった。

良かった良かった。

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陽気な一日かと思いきや一転、不気味な空の色に驚かされた。

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