先日 12月の中頃に Avid から「Pro Toolsアップグレード再加入プラン」の案内メールが来た。

今うちで使っているPro Toolsのバージョンは12.4なので、案内メールによると 37,300円（税別）かかるみたい。

今月中に購入すると普通は1年間分のアップグレードなんだけど、さらにもう1年おまけで付いてくるとの事。

確かバージョン 12.5までは有効だったんだけど、そのバージョンから Windows10が必須だったように記憶していて、まだ Windows10 にするのは早かったので結局12.4のまま使い続けてサポート期間が終了した。

で、Windows10にするかどうかはおいといて、単純にバージョン 12.7に今 37,300円（税別）を払う価値があるのか考えてみると、、、、全く無い。

いま僕が使っているバージョン 12.4では、不満点がとても多い。

例えば、MIDI関連の編集機能が目を覆いたくなるほど足りない点。

Pro Tools のそもそもの性格は理解しているし録音作業も多いのでそれはそれでいいんだけど、個人でも使える音楽制作用のソフトウエアが高機能化してから何年経っているかと考えると、、、、素直に受け入れるのはちょっと難しい。

約20年前にあったLogic Audio Ver.3（Logic Pro の前身） の足元にも及ばないほど。

また、オーディオの方も含めて、ペンシルツールやフェードの使い勝手の悪さは言うまでもなく、全体的にショートカットキーの設定が中途半端で結局マウスを使うことになってしまう点。

もう一つ、バウンスやコミットがオンライン・オフラインとも音が変わったり MIDI信号かインストゥルメントトラックの処理に不安定さがあるのでほぼ使いものにならない点。

なので、マスターレコーダーは必須。

それらに加え、Pro Toolsの力の入れどころがクラウドになっている点。

それ自体悪いことではないんだけど、それよりもまず基礎的な機能の充実に力を入れて欲しいところ。

ということで、今の 12.4からバージョンアップしたくなるほど気持ちが盛り上がらないまま月日が流れ、最近では新しいソフトウェアに乗り換えた方が良いかと考え始めている。

今でも存在するソフトでちゃんと使ったものは、Logic、デジタルパフォーマー、Pro Tools の３つ。

デジタルパフォーマーは制作会社にいたころ使ってたんだけど、全く馴染めなくて苦しんだ思い出ばかりでこれからまた使っていこうという気にはなれないのでこの選択肢はない。

Pro Toolsは今使っていて、足りない機能面をどうカバーして効率的に作業を進めるかを常に考えているところ（それが楽しかったりもするけど、機能が足りているに越したことはない）。

Logicはお金と時間をかけて人に習っていたこともあり手足のように感じられているけど、今のスタジオのWindows環境をMac環境に変更する選択肢は無いのでロジックは無し。残念ながら無し。

まだ一度も触ったことがない中で気になっているのは Cubase で、これにはとても興味がある。

あとソナーというのもあったか。これも気になる。

作業効率も考慮した上での音楽制作用のソフトウエアというとこんなところだろうか。

音源や機材なんかはよくチェックするんだけど、PCを中心とした DAW のソフトそれぞれの細かい機能なんかはよく知らない。

今後はPro Toolsでの効率化も図りながらDAWソフトもチェックしていく。

さよなら VS-1680 と 01V

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