先日、砧公園を歩いていると木の上の方で3羽でつるんでいるカラスを見かけた。

何の気なしに見ていると、そのうちの2羽がこんな行動をした。

1羽が口を大きく開け、もう1羽がその口の中にクチバシを突っ込んで、口の中から木の実らしき物を取って食べている。

一度目は取るのに失敗して、その木の実らしき食料を下に落っことしてしまった。それから数分後にまた同じ行動をした時はちゃんと食べていた。

どうやら食料を口移しで分け与えている様子。

左が口を開けて食料を与えている方。右が食料を取ってる方。

カラスが仲間同士でエサを分配している所を初めて見た。

体の大きさは同じだけど、この2羽は親子なのか？

親子だとしても、街中で見かける類の野鳥が親から子へ食料を与える時って、子供が口を大きく開けて見上げる格好で待ち、そこに親が頭上から食料を放り込むというのがよく見る光景。

ところがこの時見かけたカラスは、食料を持っている方が大きく口を開けて横並びか低い位置で待ち、その口の中から食料を取る方が高い位置にいる。

吐き出して与えるペンギンやアホウドリ等でも、与える方の位置は上で、貰う方の位置は下だから、このカラスの口移しは不思議な格好だ。

カラスってこういうもんなのかな？

親子じゃなくて、ただの友達だったらもっと衝撃的だ。相手がエサを取り易い格好で構えてるんだから、とても気が利く奴だ。

カラスがエサを口移しで分け与える行動。初めて見て感激したよ。奪い合ってる場面は何度も見かけていて、そんなイメージがあるだけに。

ところで秋になってから東京では冬鳥が見られるようになってきた。砧公園の園内を走る小川やバードサンクチュアリという野鳥観察専用の池周辺には、バズーカ砲のような大口径レンズを構えたお爺さん達が増えている。

僕も鳥は好きだし偶然見かけると撮影することもあるんだけど、だいたい鳥って日陰に居ることが多いから、僕が持っている一眼レフ EOS 60D と付属レンズではなかなか思うように撮ることができない。

先日、砧公園内の小川沿いでカワセミに遭遇した際、とっさに撮ってみたけどやっぱりこんな画像。

ノイジーでペッチャンコ。暗すぎるし、小鳥だからきびきび動くしで撮影するの大変。枠内に納まっただけ良かった。

イメージ通りの構図に合わせている暇がない。とりあえず撮らないと逃げられる。

野鳥の中でもカモやサギのような中型のものはじっとしている事もよくあるから比較的綺麗に撮れる。

小川で羽を伸ばすカモ。

小鳥もこれぐらいじっとしてると少しは撮り易いんだけど、、、、そんな小鳥は生き残れないだろうから仕方ない。

※カワセミもシジュウカラもカルガモも東京では一年中見られる。

カラスも含めて、砧公園を歩いていると何かしらの野鳥がいて面白い。

【祝】カラス撮れた！！

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おまけ。

最近、砧公園のカラスたちとの距離が縮まってきている。

以前は10メートル近づくのがやっとだったけど、最近は5メートルまで近づけるのが当たり前になってきている。

だけど、その距離でこっちが立ち止まるとカラスたちは逃げてしまうので、落ち着いて写真を撮れるようになるまでにはもう一息。

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