ヴィオロンなど単品のレコーディングによく使っているAVALON社のマイクプリアンプM5。このマイクプリから得られる音は素晴らしいんだけど、フィルターを設定する可変ツマミがちょっと分かりにくい。

目盛りを見て分かるように、30Hzまでの低い周波数帯域ほど間隔が広くなっていて、185Hzまでの高い周波数帯域ほど間隔が狭くなっている。

30Hz～185Hz間で設定できるハイパスフィルターの仕様はこれはこれで良い。分かりにくいというのはツマミの動き。

M5のフィルターツマミはとても滑らかに動く。だから1Hzや2Hzずつ正確に動かして設定することが出来ない。

聴きながら調節すれば問題ないんだけど、人間の感覚なんてその時の体調や気分や思い込みやその他いろいろな要因によって常に変わる曖昧なものだから、出来ればきちっと再現できるようなカチッカチッと段階ごとに動くツマミであって欲しかった。

このフィルター可変ツマミが滑らか仕様な一方、フロントパネルの左側にあるゲインツマミはカチカチ仕様。2dBずつかっちり設定できる。ツマミの形は全く同じなのに。

両方カチカチにしてほしかったよ。

マイクプリのハイパスフィルターの設定は、僕はヴィオロン（6弦）をよく録るから、82Hz以下のところで設定してあまり動かすことは無い。

違うタイプの音源を続けて沢山録音するとなるとちょっと大変かもしれない。だがこういう分かりにくいアナログな要素は、変にやる気を起こさせるところがある。

好きだ。

Avalon M5 と Fireface UCX のマイクプリの比較音源

【国内正規品】WesAudio SUPERCARRIER 【API500 series Rack Frame】

Amazonで見てみる

RME Fireface UCX ARC

Amazonで見てみる

Amazonで見てみる

Amazonで見てみる

Amazonで見てみる

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。

0