うちでよく使っているAVALON DESIGN社のマイクプリアンプM5。

この手の機材を購入する時によく困ることがある。それは自分の環境で試聴できないこと。レンタルして試すほどの値段でもない。だから大抵他人の意見やサンプルを多く見聴きして総合的に判断することになる。これも必要な人たちの一つの材料になると嬉しい。

僕が使っている感じだと、M5は生で聴いた音に透明感と硬さを加えたような音に増幅してくれるといったところ。パキパキ感が大分目立つようになりながらも、木の箱が鳴っている感じの古めかしい暖かい感じの箱鳴り感がよく出る。適宜マイキングで質感を変えていくが、概ねこういった方向に色づけされた音になる。

以下、クラシックギター、アンビエンスを録音したもの。接続は簡素に。

ゲインだけ調節して、フィルターやパッド等は一切噛ませずに録音。ノーマライズ等の後処理も無し。簡易視聴用のmp3音源は128kbps、ダウンロード用は録音時のオリジナルで96kHz/24bitのwavファイル。

• クラシックギター
  
  Gain: 40dB(ツマミ12時の方向)
  マイキングはホールからほぼ真っ直ぐ40cmの位置。小さい音、かき鳴らす大きい音、単音、和音などなどゴチャッとまとめてあります。
• 工事現場（アンビエンス）
  
  Gain: 52dB(ツマミ9時の方向)
  重機一台、ダンプ一台、作業員数名、マイクから音源までの距離は約7m、マイクの高さは約1.5m。

Avalon M5 と Fireface UCX のマイクプリの比較音源

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