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SONY TCD-D100

 
2012-05-22 16:06 Good(2) Comments(0)
in Audio - オーディオ、録音機材全般
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

3年ぐらい前まで使っていた音楽機材。

この TCD-D100 は、録音できるDATウォークマン。ウォークマンっていっても、カセットテープやMDやメモリみたいな、一般の人が出先で音楽を楽しむためのアイテムっていうんじゃなくて、音楽制作に携わる人間が使う機材で、使用する記録メディアはDAT(ダット)と呼ばれているデジタルオーディオテープ(Digital Audio Tape)。

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アナログなカセットテープと違ってDATはデジタルで記録できるから、音の劣化なしにデータをやりとりできる。


ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

これを買ったのは10年ぐらい前で、もともと何かのコンペだったか、DATで提出っていうのがあって、『何でもいいからとにかくDATに録音できる機材を!』っていうことで急場しのぎで仕方なく買った。

当時僕はDAT録再機器を持ってなかった。音楽制作会社から独立したばかりで、ただでさえ機材不足な上、既にCDとHDDで十分データのやり取りは出来る時代だっただけに、いまさらDATが必要とは到底思えず、買い物リスト的には最下位の方にあった。

それでも音楽業界では今まで積み上げてきた資産の中に確実にDATがあり、それを活かすシステムや仕事の進め方が構築されているわけだから、得意先とのやり取りや、過去の仕事の対応のことも考えると、一気に機材やシステムを刷新することは出来ないということもあり、現役でバリバリ使われているのが現実。あって困るものではないし、捨てなきゃいけないものでもない。

使われているから、そこに関わっていこうとすると、こうやって買いたくもない機材を買わなきゃいけなくもなる。

ソニー RK-D10P - SONY RK-D10P

だからこの TCD-D100 を買った時は、音質とかどうでもよくって、とにかくPC上にある音楽データを『DATに移せるもの』ということだけで選んでいたらから、別売り品はデジタル入力だけが出来る同軸ケーブル RK-D10P (たしか他の光ケーブルよりちょっと安かった)だけを買って、それでPCから音源を流し込んでいた。


ソニー RK-D10P - SONY RK-D10P

このソニーの TCD-D100 というデジタルオーディオテープコーダは、本体のパッケージには、外部の機材とデジタルで音声をやり取りできる部品は付いていない。したがって、本体だけを買った場合は、アナログで音声をやり取りすることになる。

『デジタル』がウリなのに、デジタルケーブルが付いてないんだよ。変な製品だなー・・・・。

で、このDATウォークマンをちゃんと使ったのってそれっきりで、後は出番が無かった。

やっぱり時代的にはCDだったり、ネットを介してWAVデータでやりとりだったりと、DATを使うよりもはるかに効率的な方法が常だった。

人によってはVS-1680のようなHDレコーダごとスタジオに持ってきて、そこからプロツールスに流し込んでいる人もいた。スタジオをスタジオに持ってくるような感じがして、これは最初見た時は衝撃的なランデブーに見えたけど、DATを介して作業を受け渡すよりはよっぽどスピーディー且つ確実だから素晴らしい手段。多少、肉体労働になる点など問題じゃない。


それから何年かして、フィールドレコーディングをする機会ができて、そこでこの TCD-D100 を久しぶりに引っ張り出した。

実際にこれで録音すると、ポータブルな外見とは裏腹に、本当に音が良いことを再認識した。

それで、『いーなーいーなー、持ってて良かったー』と思って録音してたんだけど、ここで過去のツケが回ってくる。

このDATレコーダーを買った時、必要だったのはデジタル入力だけであって、デジタル出力は要らなかった。必要なものだけ買えばいいって思っていたこともあるし、資金に余裕が無くてケチっていたということもあって、デジタル入力しか出来ないケーブル(RK-D10P)を買っていた。

編集の都合上、屋外でマイクを使ってこのDATレコーダーでDATに直接録音した音を、PCへ流し込む必要が出てきてさぁ大変!

デジタル出力ができずにアナログ出力しかできなければ、せっかく良い音で録音しても、PC上に流し込む時に音質を劣化させてしまうことになる。

音質劣化っていっても、入力レベルを丁寧に調節すれば、ケーブルやADコンバータがよほど劣悪でない限りは、飲んでるコーヒーを噴いてしまうほどの差はでないから、特に問題なく使えるんだけど、それでもやっぱり気にしだすと無性に気になるもので、精神衛生上良くない。

それで、デジタルで入力も出力もできるケーブルをネットで探してみたんだけど、見つけられなくて困った。そして、ケーブルを探し回る中で、この TCD-D100 自体が2005年に出荷終了になっていることを知り、もう手に入らない音楽機材になっていることに驚いた。

オークションでも探したんだけど、ケーブルは見つからずに諦めた。

こういう付属品て、出来れば本体を買う時に全部揃えておくのが良い。本当にそう思った。つくづくそう思った。


けど、今になってちょっと検索かけてみたら、ケーブル売ってた(笑)。

POC-DA12P は生産完了になってるけど、 POC-DA12SP はまだ売ってる。これ買えば問題解決だ。¥7,000円。高い。でも音楽関係のケーブルって高いものだから仕方ないと思えばいいか。

この光ミニプラグのケーブルと変換プラグを買えば、 TCD-D100 でデジタル出力が出来るんだ。素晴らしい!

・・・・

でも、たぶん、買わない。

このDATウォークマンの小ささはとても魅力的なんだけど、今更DATに録音するのはあまり気がのらない。そもそもDATって、知ったときからあんまり興味が湧かなかった。制作会社に居たときも、バックアップなど業務上どうしても必要な時に使っていただけで、あえてDATを使うなんていうことはなかった。

おそらくこの先もう TCD-D100 の出番はない。フィールドレコにはTASCAMのHD-P2を使っていて困らないから。


殆ど使ってないとはいえ、この TCD-D100 はよくもってると思う。中のパーツが一つ外れるっていう問題は起きているけど、手動ではめてやれば問題なく動作する。概ねソニータイマーが不具合を起こしているようで良かった良かった(笑)。

右奥の黒いタイヤのようなパーツに注目。

ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

テープが入ってない状態で持ち運ぶと、たまに勝手に外れる。フタが閉まっているから失くすことはないのが救い。

ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

ラジオペンチやピンセットなどでつまんではめる。

ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

棒状のでっぱりに上から入れるだけ。なぜこんなゆるい作りなんだろう?でもこれで問題なく動いているから、とりあえずいい。

ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

記念撮影。

ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100
ソニー TCD-D100 - SONY TCD-D100

TCD-D100。良いよこれ。使わないけど。

とりあえず今までどおり大切に引き出しにしまっておく。



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おまけ。

そういえばソニータイマーって、僕が初めて耳にしたのは10年ちょい前。僕より一回り上の人が『ソニー製品は性能が良すぎて、保証期間が切れた一週間後ぐらいに故障するように調節して作られている』っていう感じで、それだけ高い技術力を持っているっていう意味で使ってるのを聞いて初めて知ったんだけど(実際本当に壊れた時に嫌味で言う)、その頃は既に『すぐ壊れる』っていう意味でも使われていた。

言葉っていうのは時間の経過や場所の移動とともに変化していくものだから仕方ないけど、ソニーはとんだとばっちりって感じで気の毒な気はする。だって、僕はソニー製品がすぐぶっ壊れるなんて、実感した事がないから。

2001年ごろに買ったブラウン管テレビが8年ぐらいで壊れたのは残念だったけど、以前使っていたプレイステーションは壊れなかったし、プレイステーション2は10年選手でまだ現役で、PSPもまだまだ元気(殆ど使ってないっていうのもあるけど)。あとここに書いたDATウォークマンと。・・・・、そういえば、過去20年ぐらいのうちに僕が使ったソニー製品ってこの5つだけだ。

未だに持ってるMDウォークマンはシャープだし、音楽関係の機材は大抵は海外メーカーだし、スタジオなど音楽制作の現場で使われているソニー製品っていったら、ラックのDATと、DATテープ自体と、、、、よく見かけるのはそれぐらいか。

うち、テレビとブルーレイレコーダーはパナソニックだし、録画機材はビクター、カメラはペンタックスとキャノン、、、、改めて整理してみると、今、家の中にいるソニーはゲーム機だけだ。

そんな感じだから、『すぐ壊れる実感が無い』のも当たり前か。

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