昨夜は月を撮りに行った。雲がかかっていてなんとなく朧月だったけど、雲が晴れた所を狙って撮った。

撮影は、EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIズームレンズを付けたEOS 60Dを、三脚に固定して行った。

カメラをセットして、いろいろ設定を試す。自分の頭より下にカメラをセットして上を見上げる撮影の時には、60Dのバリアングル液晶画面がとても役に立つ。

ピントは合わせられた。シャッタースピート、絞りも大丈夫。けどISOがオートになっていたせいで、上がりまくっていたから、こんなボヤっと光る光の玉になってしまった。

『おかしいなー、くっきりしないなー』なんて話し合いながらいると、そこへ大人に連れられた小学生が4人通りがかった。

僕らの周りを取り囲む。液晶画面に映し出されている月の映像に興味津々。『今、学校で月の勉強してるぜ！』なんていって盛り上がっている。中でも小さい子が、カメラの揺れのせいで液晶に写っている月が揺れているのを見て『月が動いてるの？』なんて言うと、ちょっと大きい子が『カメラが動いてるからだよ』なんて教えている。とても楽しそう。

彼らと接していたら、小さい頃に天体観測のイベントに行ったことを思い出した。望遠鏡で星を見せてくれたあのおじさんは今どうしているのかとか、小学校の理科の授業は最高だったなーとか、友達とプラネタリウムに何度も行ったことなどなど・・・、いろいろ思い出した。

さて、しかし！わいわい、ほのぼの、している場合じゃない。しっかりと月を写せるように設定したい。

そしてISO（音楽でいうとゲインみたいなもの。ノイズ共々増幅する。）がオートで上がっていることに気付き、それをマニュアルで下げて行ったら、こんな感じになった。

純正のズームレンズだけど、流石だ。普段、月が二個見えている僕の目にも、クレーターがはっきり分かる。

ガスっていたせいもあるけど、もう少しピントを合わせられるような気がする。ズームして確認すればよかった。EOS 60Dによる満月の撮影方法はこちら。

あと少しで満月。

短い時間の天体撮影だったけど、子供達もわいわい盛り上がっていて僕もとても楽しかった。

2012年のスーパームーンの様子もEOS 60Dで撮影した。

2011年の皆既月食の様子もEOS 60Dで撮影した。

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