カメラのレンズって、物によって写真の質感が変わる。僕が普段よく使っているデジタル一眼カメラ PENTAX Q に着けているレンズ2本も、同じ被写体を写してもそれぞれ質感が違う写真になる。

今までいろいろ実験的に撮ってみた中で、先日撮ったこの写真が、手持ちでお手軽スナップショットだったんだけど、 01 STANDARD PRIME レンズと 02 STANDARD ZOOM レンズで撮った質感の違いが分かりやすかったから掲載する。

まずは01レンズで撮った写真から。

デジタル一眼カメラPENTAX Qでの写真撮影がとても楽しい。写せる色味がとても好き。特に赤色系の感じがいい。

デジタル一眼レフのEOS 60Dとどっちが楽しいかというと、PENTAX Qの方が楽しい。60Dは実物をそのまま切りとった感じの写真になって、それだけ。PENTAX Qはそれより解像感は劣るけど、実物に『その時の衝撃』がブレンドされた写真になる。どちらも『見た目に近い』と言える範囲内の写真なんだけど、撮り比べてみるとカメラによって出てくる結果が凄い違って面白い。実際に使ってみると初心者でも感じるはず。

PENTAX Qは、撮ってる時も楽しいし、撮った写真を後で見ても楽しい。

撮った写真を見たときによく出てくる言葉が、EOS 60Dの場合は『そうそう、こんな感じだった』で、PENTAX Qの場合は『そうそう、これ凄かったんだよね(笑)』という感じ。60Dはこっけいなシーンを撮っても、『真面目臭さ』がつきまとっちゃって、手放しで笑えなくなってしまう。もちろん、これはこれで使い道があるので使っている。用途によってカメラを使い分ける必要があることが最近分かってきた。

さて、ここではPENTAX Qを使って撮影した写真をまとめて掲載するけど、カメラ云々ということを抜きにしても楽しんで欲しい。

デジタル一眼カメラ（PENTAX Q）とデジタル一眼レフカメラ（EOS 60D）を使い始めてから、写真を撮る練習をしている。マニュアルフォーカスでピントを合わせるのは、だいぶ慣れてきてスムーズにできるようになった。そこで、もう一つ難しい練習を始めた。

『暗い日陰で動き回る動物を、檻を消して綺麗に撮影する』

これは色々とカメラの設定や撮影状況に気を遣うことが多くて難しい。

練習の材料に選んだのは、東京の郊外にある多摩動物公園に居るユキヒョウ。落ち着いて動きが少ない2頭の大人のユキヒョウと、常に活発に動き回っている3頭の子供のユキヒョウがいる。

撮影機材は、EOS 60Dと、EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS IIレンズと、EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIレンズ。

今朝、日の出直前に窓から空を眺めたら綺麗に月が出ていた。寒～い外に出なくても部屋から撮影できるチャンスだったから、急いでカメラをセットした。

以前、PENTAX Qで月を撮影した時に上手くできなかった01 STANDARD PRIMEレンズでの月撮影に、再度挑戦した。

一眼初心者、マニュアルフォーカス初心者、写真撮影初心者の僕がPENTAX Qを使って撮影した写真をここにまとめた。デジタルナノ一眼カメラと称されるほど小さい一眼で、初心者がこのデジカメを使うとどんな感じに写せるのかを知るための作例の一つとして参考にして欲しい。

使用したレンズは単焦点レンズ01 STANDARD PRIMEと、標準3倍ズームレンズ02 STANDARD ZOOMの2本。

今までの記事で既に掲載したものが4点あり、それ以外はここでは全て初公開の写真。

※カメラ内JPEG保存したものを、パソコンの画像ソフトでリサイズ又はトリミングして再保存しているので、少なからず画像の劣化がある。

派手なラベルが付いた酒瓶をまとめて写した。

下は、写真の中央あたりを原寸大サイズ(4000×3000)からトリミングしたもの。

デジタル一眼レフカメラEOS 60Dには、1/8000秒でシャッターを切れる機能がある。こんな短い一瞬を切り取ったらどんなものが写るのかと思って、肉眼では追いきれない速い動きをしている昆虫と噴水を撮影してみた。

昨夜は月を撮りに行った。雲がかかっていてなんとなく朧月だったけど、雲が晴れた所を狙って撮った。

撮影は、EF-S55-250mm F4-5.6 IS IIズームレンズを付けたEOS 60Dを、三脚に固定して行った。

カメラをセットして、いろいろ設定を試す。自分の頭より下にカメラをセットして上を見上げる撮影の時には、60Dのバリアングル液晶画面がとても役に立つ。

PENTAX Qに続いて最近うちにやってきたキヤノンのEOS 60Dというデジタル一眼レフカメラ。

Kiss X5とEOS 7Dとこれで迷ったんだけど、X5も7Dもとても持ちにくくて却下。持ちにくい理由は後述。7Dにおいては値段が高いこともある。『あと1万円出せば、、、あと2万円だせば、、、』という良くないスパイラルにはまってしまうので、金額的にはここでラインを引いた。

出掛けに携帯するためではなく、高解像度の画像が必要な時のために買った。だから解像感とPENTAX Qでは出来ない距離のズームを重視していて、デザインや重さやカメラを持ち歩く楽しさなんかは度外視している。

さっそく練習するため、重たい60Dをバッグに入れて上野動物園に行った。

上野動物園にいってPENTAX Qの練習をしている時に、ガラスに映る人影を何とかしたいと思っていた。これを解決するパーツがPLフィルター（偏光フィルター）と呼ばれるもので、特定の方向からの光をほにゃららすることで、ガラスや水面に反射する像を写らなくする。PENTAX Q用にもPENTAX 100 PL FILTERというPLフィルターが出ているから、それを買って屋外撮影で使ってみた。

PENTAX Qを使って、シャッターを少し長めに開けるバルブ撮影で、水の流れの撮り方を勉強した。

上の写真は人工の小さい滝。シャッタースピード1/100秒で撮影したもの。いわゆる普通に撮った感じ。

これをシャッター速度を落として撮るとこうなる。