ブラジルのお酒カイピリーニャを飲みたくなったがカシャーサが無い。こんな時は焼酎だ。焼酎を使う。

カイピリーニャはサトウキビから作ったカシャーサという蒸留酒をベースに、砂糖とライムを混ぜた飲物。このカシャーサを日本酒に置き換えて作るサケピリーニャっていうのもあるらしい。僕が住んでいたバイーアやリオでは見かけなかったが、きっとサンパウロにあると思う。

僕はサケピリーニャをヒントに、ベースを身近な安焼酎に置き換えて作ることはよくやっている。カシャーサなんて日本でいうところの'のものも'みたいな大衆酒なんだから安酒で大丈夫。けど昨夜はその焼酎すらなく、あったのは自家製の梅酒だけだったから、これに砂糖とライムを混ぜてみた。あ、そのライムも無かったのでレモンで代用。

グラスに適当な大きさにザク切りにした半個分のレモンを入れて軽く潰す。そこにティースプーン2杯の砂糖と、小さめの氷を入れる。

ここまででだいたいグラスの半分ぐらいのかさになる。

最後に梅酒を入れて、飲み口を何か平らな物でしっかり押さえて全力で10回ほどシェイクする。僕は手ごろな押さえる物を持っていないのでいつも手で押さえてやっている。

完成！サウージ！

梅酒を使って作ったのは初めてだったからどんな味になるかわらなかったが、これが当たった。うまい！ライムを潰した時のわずかな苦味があれば最高だったが、これはこれで梅の爽やかな風味がとても良かった。これは今度ムケカ祭りやる時に出してみる。

材料の分量は全て好み。難しい事はない。酒、砂糖、ライムっていう単純なものだからどれも好みで分量を調節すると良い。お酒弱い人は氷を多めに入れて、徐々に氷が解けて薄まっていくのでチビチビ飲むと良い。

さて、酒が梅酒に、ライムがレモンに、もはやカイピリーニャからどんどん離れていってしまったが、アルコールに砂糖とライムを混ぜるっていう行為で、僕のオウ！ブラジル！感はとても満たされた。

ところで最近の日本のレモンって酸っぱくない気がする。昔は酸っぱくてそのまま噛むなんて出来なかったが、最近のレモンでは夏ミカンを食べるようにとまではいかないが近い感じでレモンにかじりつける。歳で味覚が変わっただけかな？

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