昨日はキムチ漬け祭り2013の本漬けの日。参加者全員が各自塩漬けした白菜を持って集まって、本漬け用のキムチのタレを作って漬ける。

新宿のコリアンタウンこと新大久保で、必要な食材を全て調達。大抵は「韓国広場」というスーパー一軒で済む。足りない物は地元祖師谷のスーパーで買う。

新大久保で食材と一緒に買って来た韓国フードをお昼ご飯にして、チャチャッと済ませて本漬け開始！

作業時間の目標は2時間に設定。

今回は包丁3人、磨り下ろし1人、絞り1人に分担して、料理長がその他全部をサポートという形で行った。

これがとても上手く回って、例年にないスピードで工程が進んでいく。

長ネギ、ニンジン、ニラとひたすら切りまくる。

長ネギだけで30本あるから大変。目にくるのをこらえながら切り続ける。ちょっとした拷問。

ニンニク、生姜をひたすら磨り下ろす。これは手がつる。地味にツライ作業。

塩漬けした白菜を洗って絞る。ひたすら絞る！合計4玉分。

料理長は全体を見ながら臨機応変に動く。

全ての食材の加工が終わったら、混ぜ易いようにそれらをバケツ3個に分けていく。

トウガラシ投入。この段階になると期待感が湧いてくる。

その他、砂糖、すりゴマ、アミの塩辛、いかなごエキスなども入れる。

いつもは、ニボシとイカの塩辛を入れていたんだけど、今回はその代わりに韓国のキムチではよく使われるというこのいかなごエキスを使ってみた。

目的は、粉物調味料を減らしてキムチを食べた時の舌触りを滑らかにするのと、旨味アップ。

デメリットは、液体だからタレが緩くなりやすい。そのあたりを気をつけつつ入れる分量を調節する必要がある。

これに代えたおかげで、ニボシの頭と腹を取り除いて粉末にする作業と、イカの塩辛を煮てミキサーする作業を省略できたから楽だった。

この初めて使う調味料が、発酵が進んで馴染む頃にどう変化するのかが楽しみ。

全ての食材を入れたら、混ぜる！

これも結構息が上がる工程。

味見しつつ調味料で微調整を加えていきながら、混ぜて混ぜて混ぜまくると、そのうちバラバラだった素材が一つになってペッチョンペッチョンのパテ状態になる。

そして混ぜ終わった！いよいよ白菜にタレを漬ける！！

白菜の葉っぱ一枚一枚の付け根にタレを挟み込んで、葉先まで満遍なくタレがいきわたるように擦り付ける。

黙々と漬ける漬ける漬ける。

人によってリンゴを混ぜたり、柿を混ぜたりして漬けた。自家製キムチはこうやって好きなようにアレンジが利くところも面白い。

最後は料理長が漬けておしまい。みんなに見られながら漬けると緊張するらしいが、料理長が漬けるとあってみんな注目。

全員漬け終わって無事終了！！

所要時間は目標の2時間きっかり！！早い！

こんな感じで今年のキムチ漬け祭りは大成功に終わった。

そして、終わった後のお楽しみ。みんなで労をねぎらいつつキムチ鍋。

今作ったばかりの白菜キムチを入れて、そこに肉、豆腐、エビ、ホタテ、シメジなどなど、何でも入れた寄せ鍋。

キムチはキムチとして完成してないから、キムチとして入れてるんじゃなくて、調味料として入れている。これと他の調味料をちょっと足すだけで、鍋の基本的な味がしっかり出来る。そこに他の具在の旨味が加わるから美味しい鍋が手軽に出来る。

今回のキムチ漬け祭りの費用は、白菜１／４玉を漬ける場合は￥350円だった。それに各自白菜の代金を足す。低予算でとても遊べる祭りだよ。

今年はこのキムチを食べながら年を越す。

2012年の白菜キムチも大成功！

キムチ漬け祭り 2012 塩漬け編

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おまけ。

新大久保は人通りが減ったという話を聞いていたから、その実際がどうなっているのかも気にして見ていた。

本当に減っていた。

毎年この時期の休日か祝日で同じ時間帯に行っているから、町の様子の変化が分かり易い。

例年だと、路上には歩行者、韓国広場内には客が普通に居たけど、路上は人通りが少なく、あんな都心で大きな道路沿いなのにシャッター街に近い雰囲気を感じさせるほどで、店内はガラガラで客は数えられるほど。

おかげで店内での買い物はスムーズに出来るから良かった。

店員がいつもより丁寧に対応していたのが衝撃的だった！

いつもは商品について聞いても、『あ、そう、うん。』とかいい加減なあいづち打ちながら逃げるように居なくなったり（質問に答えてないし！！話も終わってないのに！！）、無言で意味不明な苦笑いしながらスルーしていく（人によっては『おちょくってんのかコノヤロー！沙汰』になっても不思議じゃない程）。

日本語の理解力の問題じゃなくて、人と向き合う姿勢の問題。

昔っから韓国人の接客態度の悪さは知っていたので、問題が解決できなくて困ったなぁという思いと同時にその態度を異文化に接する面白さとしても捉えていた。

そういう感覚でいたから、今回初めてまともな対応を目の当たりにして、本当にびっくり！！！！本当にびっくりした！！

そのせいで、『新大久保に行った感』がちょっと薄い。ちょっと不思議な気分。

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