クサカゲロウの観察、今日で産卵から8日目に入る。

今朝、サイパンレモンの木の葉っぱの裏に産みつけられているクサカゲロウの卵を見たら、その葉っぱの裏に小さい虫が沢山付いていた。

孵化した！！

二枚の葉っぱにまとめて産み付けられていた卵、合計33個が一斉に孵化した。

見つけた時は、孵化したばかりの多くのクサカゲロウの幼虫が、卵が付いているところにとどまっていたけど、中には歩き回ってサイパンレモンの枝葉を移動しているものもいた。

体長は約1.5mm。特徴の一つである大きな前アゴもちゃんとある。

早速、アブラムシを捕食しているものもいる！！

初日に捕食シーンを見られるとは思わなかった。写真撮影機材がマクロレンズじゃないから、細部まで解像できずに画像が粗くなっちゃうんだけど、上側のがクサカゲロウの幼虫で、下側の紫色のがアブラムシ。しっかりと捕りついている。

前アゴでアブラムシを挟んでいるんだろう。アゴの内側の細かいトゲトゲが管状になっていて、そこからアブラムシの体液を吸い取るみたい。だから一見するとただ獲物を挟んでいるだけに見えるんだけど、実は同時に食事をしている。

お昼頃見たら、背中に何か背負ってるものもいた。

こうやって食べたアブラムシの死骸や小さなゴミなどを背負って、カムフラージュしながら行動する。

卵をよく見ると、割れていて、孵化した卵だということがすぐ分かる。

さて、今このサイパンレモンの木には、クサカゲロウの幼虫のエサになるアブラムシが少ない。幼虫が33匹全部孵化していないとしても、今見ている限りではウロウロさまよっている個体が目立つから、既にエサの獲り合いという厳しい生き残り戦が始まっていることが伺える。

クサカゲロウがどれだけのエサを必要としているのか、どれだけ強い生命力をもっているのか、そういった事が何も分からないからいい加減な予想ではあるけど、サイパンレモンの木にとりついているアブラムシの量からいって、たぶん、幼虫は1匹生き残れば良い方だろう。

クサカゲロウの幼虫は、正直、可愛い見てくれとは言えない。でも、グロテスクでもないし、どことなくアリジゴクやテントウムシの幼虫にも似ているから、激しい拒絶感を持つこともない。

孵化初日の様子はこんなところ。なんとなーく、クサカゲロウの幼虫の成長を観察していく。

幼虫たちのその後（観察終了）

産卵から6日目

Amazonで見てみる

Amazonで見てみる

おまけ。

孵化する瞬間を見たくて昨日の夜からチェックしてたんだけど、今朝見た時には既に全部孵化し終わっていた。

孵化が始まったのは今日未明だったのかもしれない。残念。

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。

1