クサカゲロウの観察、今日で孵化から11日目。そして、観察は今日でおしまい。

なぜなら、

既に1匹もいないから！！

観察当初から、エサとなるアブラムシの少なさから1匹残れば良い方と思っていたけど、まさかこんなに早くいなくなるとは思わなかった。

まず、孵化した日に、2匹だけ、クサカゲロウの幼虫のエサになりそうな害虫が多く付いているレモンの木に移動させた。

その2匹は、やはりサイパンレモンの木よりもエサが多い環境に移ったことで、大きく成長していった。

下の写真は、孵化から3日目、6月17日の移動組の状態。

体長は3mmほどで、1.5mmだった孵化したての頃に比べると、約2倍の大きさになっている。背中には捕食した生物の死骸やらゴミやらを背負って立派になってきている。

この日、もともと卵を産み付けられていたサイパンレモンの木を見ると、残りの31匹は1匹も見当たらなくなっていた・・・・。

エサとなるアブラムシなどが少なすぎたせいで自ら木を下りたのか、餓死してしまったのかは分からない。小さすぎて死骸があったとしても見つけられないから。

そして、孵化から4日目か5日目あたりで、移動して成長が順調だった2匹も確認できなくなった。

この時点でたぶん全滅したなーと思ったんだけど、なにしろ体のサイズが小さいから、単純に見つけられていないだけかもしれない。そう思っていた矢先、関東、東京を台風4号が通過。

草木に付いている虫なども吹き飛ばしてしまいそうな強風を起こしていた台風4号が通り過ぎていった19日から20日に掛けては、孵化から5日目から6日目にあたる。

それでも！『もしかしたら・・・・』という思いがあって、その後もしばらく毎日木を見ては探していた。

でもそれ以来、どちらの木にも1匹も見あたらないから、

全滅！

だと思う。

そういうわけで、クサカゲロウの観察はこれでおしまい。

・・・・

あっけなかった・・・・。予想外にとてもあっけなかった(汗)。

クサカゲロウには、アブラムシが大繁殖した時にタイミングよく来てもらいたい。そうすればたぶん羽化まで観察できそう。

孵化から1日目

Amazonで見てみる

Amazonで見てみる

おまけ。

今でもクサカゲロウの卵の殻はそのまま残っている。

孵化した日とその後2日ぐらい見てなかったら、たぶん孵化したことにすら気づかずにいたと思う(笑)。

おまけ２。

移動組の2匹がいたレモンの木が、葉っぱの裏にいた害虫が明らかに減って綺麗になって、木全体が少し元気になったように感じる。

さすが大食漢の益虫！

短い間だったけど、オブリガード！クサカゲロウ！

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。

1