昨日もブラジルフェスティバル2012(Festival BRASIL Brazilian Day Japan 2012)に行ってきた！

一昨日7月21日(土)に引き続き昨日22日(日)も東京都渋谷区の代々木公園のイベント広場で第7回ブラジルフェスティバル 2012が開催されていた。

ブラジルフェスティバルとは、在日ブラジル商業会議所が主催している祭りで、ブラジルの食や音楽などを通してブラジル文化との交流を楽しめる。

昨日はそのブラジルフェスティバル2012の最終日。一昨日初日で昨日最終日・・・・。短いよ！一週間ぐらいやってよ！

朝から曇り空で気温も低く、この時期らしからぬ天気。それでも代々木公園への坂道を登っていくにつれ、会場からの音が徐々に大きく聞こえてきて熱気も伺えるようになってくると、天気の心配なんか忘れて一層足が速まる。

午後2時過ぎに到着。人がいっぱい！初日よりも断然混んでいる！

以下、下記の順でこのレポートをまとめている。

• ブラジルフェスティバル2012の会場の様子
• ブラジルフェスティバル2012を食べ歩く
• ブラジルフェスティバル2012を踊り歩く

初日より圧倒的に混んでいて、会場の殆どの場所では歩きにくくなっているほど。ムケカとかフェイジョアーダのような汁物を買うと、食べる場所まで移動するのが怖い。ぶつかってカイピリーニャをこぼしている人もいた。

ムケカを食べた。日本で店を出す料理店のムケカの味を味わってみたくて、一つ買ってみた。適当に目に付いた店で買った。

『MUMBASAMBA』（ムンバサンバ？マンバサンバ？）と大きく書いてある露店。店名なのか分からない。パンフレットには店名が『Eatwell』（イートウェル）と書かれている。そんな感じの良く分からない店。

小さい白身魚が一個だけ(笑)。なんて寂しい！ご飯は普通の白米。そんなバカな！

食べてガッカリした。

これ作った人、ブラジルのバイーア現地でムケカを食べたことがないのかもしれない。『ムケカの美味しさ』が全くなかったからそんな感じがした。

『ほんのりココナッツ風味の甘い汁』としてなら『普通に美味しい』。

でも、『美味しいムケカか？』と聞かれたら『いや、これはムケカじゃない』と即答する味。

甘さが全体に強すぎて、その他のダシの風味なんかがかき消されちゃってる。バランスがとても悪い。残念な汁。

『この露骨な甘さは、砂糖かなぁ？』、『サッカリンかもよ？』などと冗談を言いつつ笑い飛ばして忘れることにした。

最終日は色々と食べ比べしようと思っていたんだけど、一発目がこれで意気消沈。なんかもうメシはいいかなーという雰囲気になってしまって、酒飲みながら踊り歩くことにした。

飲む酒はもちろんカイピリーニャ！

フェスタで販売されているカイピリーニャは量が少ないし、水で薄めてあったりするのが嫌だから、うちに常備してあるカシャーサの51（シンクエンタ・イ・ウン）を持ってきた。

予め家で51のビンの中にライムと砂糖を加えてカイピリーニャにして、そのビンごと持ってきているから、いつでも飲みたい時に飲みたいだけラッパ飲みできて便利。

残念ながら今回はブラジルの食文化にはあまり触れなかった。ブラジルの現地の郷土料理を楽しみたいなら、『Luciana’s Kitchen』のようなブラジル出身者が主催する料理教室がいいなーと改めて思った。

例えばこれは、ブラジル北東部の町レシフェ（ヘシフィ）出身のルシアーナが時々東京で主催している『Luciana’s Kitchen』という料理教室で、料理だけじゃなく、ブラジルのいろんな話も聞けるし、教室に来る人の中にはブラジル人やブラジルに住んでいた人が多くいてブラジルポルトガル語も飛び交うから楽しい。

単発開催で単発参加型だから、行きたいときに一回分の参加料金だけで行けるっていうのもとても便利。

話を戻して、次は踊り歩く！

代々木公園のメインステージでは、色々なバンドの演奏や催し物をやっている。ブラジルの伝統的な音楽から若者向けのブラジリアンポップスやロックまで色々。

でかいブラジル国旗が観客席を覆い尽くす！デカイ！

まさに『美女と野獣』。右の女性は司会のアマンダ。左の土人は一般客。格好が面白すぎるってことで、途中でステージに引っ張りあげられたようだ(笑)。

ブラジルの司会者セルジーニョ・グロイスマンがやってきて公開番組収録が始まる。ステージ両脇の巨大スクリーンにはゲストが次々に映し出され、ちょっと豪華な感じ。

この第7回ブラジルフェスティバル2012最終日のメインイベント、プレタ・ジルのライブ。パワフル！

パワフル！

アシェかな？サウンドがそんな感じで、巨大なトレーラー山車が何台も出てくるバイーアのカーニバルの雰囲気みたいになってきて最高に楽しかった！

こういうノリだと、バイーアでは興奮した客が勢い余って誰それ構わずパンチして人をぶん殴って、即座に数名の警官に囲まれて警棒でボッコボコにされるということが5分置きぐらいにそこかしこで起きるのが風物詩なんだけど、ここは日本だしそんなことも起きずにライブは進んでいったのが逆に物足りなく感じる。

いっそ僕が！・・・・やらないよ(笑)。

イベント広場の外では一般客による演奏が楽しい！その中で珍しい楽器を見つけた。アタバキっていう打楽器で、日本じゃあんまり見かけない。バイーアでは当たり前のように使われている楽器で、特に黒人密教のカンドンブレーという儀式の中で使われる。

バイーアに住んでいた頃、バイーアの内陸の方で観光用の見せ物じゃない本物のカンドンブレーに一度だけ同席した事があって、その時にもこのアタバキを使ってリズムを刻んでいたのをよく覚えている。

ちなみに、バイーアのサルバドールという町には『アキダバン』という所があって、慣れないうちはアタバキとアキダバンがこんがらがる時もある。

ブラフェス会場を太鼓のリズムに引かれるままに移動して踊り歩いていたら、メインステージの司会をつとめる女性、アマンダに会った。

彼女もステージの空き時間には太鼓の音に引き寄せられて踊り歩いているみたい。

彼女のパフォーマンスはとても楽しく会場を湧かせる元気いっぱいの司会っぷりでとても良かった！

またいつかどこかで彼女のパフォーマンスを見られることを楽しみにしている。

公園横の路上でも演奏が始まり、人が集まって盛り上がる。

スルドとパンデイロだけという小編成でも、音が鳴り始めるとすぐに人が集まって踊りだして盛り上がるのがブラフェスの面白いところ。

今年もこのフェスでいろんな人たちに出会った。会場にはブラジルで知り合った顔がちらほら見える。特にバイーアに長いこと住んでいた懐かしい人にも会えてびっくり。

また『これからブラジルに行きたい！』っていう人や仕事でブラジルに接している人など、ブラジルに興味がある人たちとも会話が出来て、とても良い楽しい時間を過ごせた。

こんな感じで今年のブラジルフェスタは終わった。去年に比べると、一般客による路上での突発的な演奏パフォーマンスが少なかった気がする。もっとポコポコ湧いてきて欲しかった。

それでも楽しいフェスだった。会場を後にしたのは夜の8時近く。代々木公園から出た瞬間にふと夢から覚めたような感じになり、何時間も立ちっぱなしで踊り歩いていたことに気づかされる。『ちょっとまって・・・・、家まで帰れるか不安だよ(笑)』なんて口からついて出てしまうほどグッタリしながらの帰路。祖師谷が遠い。いつも以上に遠く感じる。

気づけば持参したカイピリーニャのビンは空っぽ。普段こんなに飲んだら間違いなく死んでるはずだけど、、、、夢中になるって凄いことだ！

第7回ブラジルフェスティバル2012の公式サイトはこちら。

ブラジルフェスティバル 2012 初日の様子

ブラジルフェスティバル 2012 番外編

2012年の代々木公園の海外系のイベント一覧

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おまけ。

会場で踊り歩いている時、後ろからブラジル人らしきオカマから優しく抱きつかれた。

『道を空けて通してくれる？』ってことなんだけど、そんなこと言うのに両手でそっと優しく抱きついて全身を僕の背中にくっつけてくる必要ないと思うんだ(笑)。

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