今メインで使っているマルセリーノ・ロペスの弦長（スケール）は１弦で６５９ｍｍ。（若干計測のズレがあるかも）

一方、ヤマハのサイレントＳＬＧ－１２０ＮＷの弦長は１弦で６５０ｍｍ。

たった９ｍｍの差なんだけど、例えば１２ｆを見てみると、この時点でかなり違いが出てくる。

楽器店で初めて持った時から「うわっ！」と声を上げてしまうほど体に合う感覚があって弾きやすさに驚いたけど、弦長なんて特に気にしてないから、それを知ったのは店員とのやりとりが進んでだいぶ後。

数値上のことはどうでもいいんだ。自分で持って弾き易いと分かれば。

嬉しかったのは、サイレントではかなり押さえづらかった８ｆと９ｆを使ったＦ＃7(9,#11)の和音が楽に出せるようになったこと。

で、ここの７ｆから９ｆまでのフレットの距離がどれぐらい違うのかを測ってみたら、

サイレ：４７．５ｍｍ
マルセ：４８ｍｍ

って感じでわずか０．５ｍｍの違いだった。

この場合ネックの太さや形状は関係してない。単純にこのわずかな差が押さえやすさの違いになっている。

#11thのサポートを#9thやb9thにするとギターだと押さえやすくなるんだけど、とにかく響きが強烈すぎて、僕の表現の中で出てくることはまずない。

普通に9thが綺麗に響くけど、ギターだと構造上↑の写真のように指が密集しすぎて押さえづらいんだ。

で、ストレッチは押さえづらくなるかというと、自分のアレンジでは限界ギリギリのストレッチは使わないという制限を設けているから特に困らなかった。

例えばこのＧM7の押さえ方。サイレントではギリギリよりも少し余裕あるストレッチだから演奏では取り入れていて、マルセリーノに変わってもその余裕のおかげで問題なく押さえられる。

ちなみに３ｆから７ｆまでの幅は、

サイレ：１１３ｍｍ
マルセ：１１５ｍｍ

こういった数値的なことは自分に合ったものを選んで結果的にそうだったというだけのものだから、これだけみて弾き易いかどうかなどを決め付けることはできない。

ちなみに、右手の方もとても弾き易い。

弾き易い姿勢にすると丁度ピッキングしやすいポジションに右手がくるっていうありがたい偶然。

そういうことで、左右の手のどちらを見ても自分の体型に合っていた。

自分の目的の音を出すための演奏スタイルやアレンジが固まってきているところで、弦長の違いによる変化は素晴らしい刺激だった。

Moqueca！ の演奏動画を公開

Wave Import

Amazonで見てみる

With Vinicius Toquinho & Miucha Import

Amazonで見てみる

おまけ。

客として友人のライブに行った時とか、流れで演奏することになることもあり、そういう場合はギターはその場にあるものを使うことになるから、弦長なんか気にしていられないということもある。

気楽にイエーイ！でその場楽しく。

そういえば、インレイが指板に刻まれているギター、あれだけは弾けない。

目がチカチカして本当に弾けなくなる。

デザインとしては、エレキでよくあるような華やかなインレイなんか大好きだから、そういうギターを見るとテンション上がる。

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。

0