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ひったくり対策

 
2011-11-19 07:08 Good(0) Comments(0)
in How to - ハウツー, Travel - 観光
新宿 - Shinjuku city in Tokyo, Japan
新宿 - Shinjuku city in Tokyo, Japan

世の中、自分の都合の良いように安全には出来ていない。基本的に自分の家以外の空間は自分のテリトリーではないから、周囲の状況に気を配って行動する必要がある。

比較的安全な日本とはいえ、これは動物的にも人間的にも当たり前のこと。

その注意しなければいけない事の一つが、『ひったくり』への対策。

海外旅行へ行くと大抵はちゃんと気をつけているのに、日本ではそうしない人がとても多い。『日本では大丈夫』と安心しきっている様子。

でも現実はそうじゃない。日本国内でも引ったくり事件は起きている。特に多いのは大阪らしいけど、東京の世田谷区のうちの近所でも起きている。


海外での引ったくり事件もメディアを通して知ることがある。ブラジル、特にバイーアでは、引ったくりの現場を何度か見かけた。後ろから荷物を引っ張る奴、大きなナイフを持って脅しながら荷物を奪うやつ、暗がりで集団で力ずくで奪い取る奴、いろいろいる。後者の2件は、引ったくりっていうか強盗だ。


ニュースでもたまに見かけるのは、道を歩いている時に、後ろからバイクや自転車で追い越しながら荷物を引ったくられるというもの。こういうタイプの引ったくり事件を見ると、いつもいつも思うことがある。

『荷物は歩道側の手で持った方がいい』

そして、、、

『なぜ後ろを見ない?!』


僕が知る限り、引ったくりの被害に遭った人に共通しているのが、『荷物を車道側の手で持っている』こと。そして、『車やバイクや自転車が後ろから来ても振り返らない』こと。


荷物を車道側の手に持つというのは、もう『いつでもひったくって下さい』と言っているようなもの。油断しすぎで隙だらけ。

道を歩く時は、常に荷物が歩道側、建物の壁側にくるように持つ。こうすれば、車道側からのひったくりは防ぎやすくなる。これでも奪っていこうとするなら、それは『ひったくり』じゃなくて『強盗』。戦える力がない場合は、諦めるしかない。もちろん、バイーアみたいな日本よりはちょっと危ない所では、戦わずに素直に渡すほうが大怪我をしないという意味で得策なこともあるから、状況をよく見極めて行動する必要がある。


また、『後ろを振り返らない』というのは、とんでもなくマヌケな行為。ガードレールがあるような道路なら、その必要はないけど、住宅街に多い一車線の道路、白線だけで車道と歩道を区別しているような道路では、後ろから車やバイクや自転車が来たら、必ず振り返って気をつけなければいけない。

自分の意思で動かしている車やバイクなら、振り返らないというのも分かるが、他人が動かしている、それもぶつかったら死ぬかもしれないほどの破壊力がある物体が後ろから迫ってくるのに、目で確認をしないというのは理解に苦しむ。

もちろん理由は分かる。『日本では、歩行者優先という共通認識がある』し、『車が突っ込んでくるわけない』からだ。

でも、車やバイクや自転車を運転している人が、常に正常だとは限らない。特に最近では、携帯電話で話しながら運転している人をよく見かけるし、実際にそれで注意散漫になっていて、僕のほうがそのことに気付いて止まっていなければ、間違いなく事故になっていたというケースを何度か経験している。

また、自転車でも、後ろに乗せている子供との会話に夢中になっていて、前が見えているのに状況判断がおろそかになっている為に、真っ直ぐ僕に突っ込んで来て事故を起こした30歳ぐらいの奥さんも居た。

だから、自分の意思で動かしていない車やバイクや自転車に対して『大丈夫』とはとても思えない。

だから、必ず後ろを振り返って確認するようにしている。

特に日本では歩行者優先の意識があるからこんな行動すら変わった態度に見えるかもしれない。けどブラジルでは面白いことに、『ひかれた方が悪い、マヌケ』という意識があるから、自然と振り返って確認するクセが付く。

僕は、ブラジルでは2度ほど、車に引かれている。しかも、引かれた上に文句まで言われている(笑)。『このクソヤロー!』とか。『俺のクルマをキズ付けやがって』という気持ちなのかもしれない。ははは(笑)、、、笑うしかない。

それが教訓になって、その後は車を叩いて『危ねーだろ!気をつけろ!』と先にアクションを起こすことにしている。ブラジルでは『声を上げたモン勝ち』。もちろん状況によるよ。自分が悪ければ謝るべき。

単純に交通事故、貰い事故による被害を防ぐ意味でも、後ろを振り返って通り過ぎるのを確認するというのは絶対にやるべき行動。動きがおかしいと感じれば、避ける行動や反撃する行動をとることが出来るから、それが同時に『ひったくりへの対策』にもなる。

荷物を袈裟懸けにしていればなお良いが、服装や見た目などを気にして、いつも出来るとは限らない。だけど、上記の二つならいつでも出来る。

『荷物は歩道側へ』『後ろを確認』、この二つを普段からやっていれば、ひったくりに対する大きな対策になる。

『自宅以外は自分専用の空間ではない』、ということを忘れてはいけない。


細かいことを言えば、そもそも犯罪が起き易い雰囲気の道を歩かない、道を歩く時間帯に気をつける、一人で歩かないなどいろいろある。けど、日本では危険な場所と安全な場所がきっちり分かれていないから、そういう意識を持つことが難しいかもしれない。それでも、特に女性は気をつけて道を選んで歩いて欲しい。

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