種から育てている銀杏の新芽の中で、お互いの芽の葉っぱがぶつかりあって窮屈になっているプランターがあったので（雄の芽だけのプランター）、そこの芽の間引きをした。

間引きがてら、引っこ抜いた芽をちょっと解剖してみたら、土の下に隠れている部分は意外な状態だった。

引っこ抜いたイチョウの芽の外観。

根が短い！

全体の長さは、約230mm（先端の成長点までの長さ）。地上より上の茎の部分は、約120mm。根の部分は、約110mm。

僕はもっと根っこが緑色の茎の部分より長く細かく伸びていると思っていたんだけど、実際は地上部分の茎の長さと同じぐらい。

根を拡大してみると、太い根であることがよく分かる。

種のとんがっている先端部分から発芽して、根は下へ伸び、茎は上へ伸びる成長をしている。

種の部分と茎とは白いもので繋がっている。ここから栄養分を補給しているんだろう。

根の長さや太さも意外だったけど、一番驚いたのは、種の中身がまだ張りがあって瑞々しく綺麗な状態であったこと。もっとヨボヨボになっているかと思っていた。

発芽してから1ヶ月が経っているのにこの張り具合。まだまだ栄養を供給し続けるんだろう。

凄い力強さ！

どれだけエネルギーが詰まっているのか・・・・。その銀杏の発芽後の種を真っ二つに切って中身を見た。

白い芽の部分は、ちょっと触るとすぐに種から外れてしまうほど、くっつき方は弱い。

大きさはこんなもの。約20mm。

種の殻は強度が落ちている。手で軽く力を加えるだけで、すぐにボロボロと割れる。

銀杏の芽の解剖は意外な発見があって良かった。何でも実際に見てみるまで分からない。

さて、大小6本の雄の芽があったプランターは、間引きを終えてすっきりした。

右端にある小さい芽は、発芽当初に成長不良を起こしていてそこから復活したもの。もう少し成長を観察したいから残しておく。

銀杏の新芽が茶色くなってきた（7月11日）

最近の銀杏の成長ぶり（6月13日）

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おまけ。

2,3日前に、雄の銀杏の芽が1本新たに出てきた。

3月末の同じ時期に蒔いた他の種よりも、1ヶ月も遅れて発芽した。てっきりもうダメな種なのかと思っていたから驚いた。

また、発芽していない別の種を掘り起こしてみたら、まだしっかりと種は硬い殻につつまれていた。割って確認をしなかったけど、たぶん生きてるんだろう。（今度別の発芽していない種を掘り起こした時は確認してみる。）

蒔いて3ヶ月経っても発芽しないからといって、死んで腐ってしまったと決めて諦めるのは間違いだと分かった。

本当に死んでしまうケースもあるのかもしれないけど、こうやって大幅に遅れて発芽してくる種もあるから、なかなか発芽しないものは、ただ単に発芽に至る条件が整っていないだけで、種はちゃんと生きているのかもしれない。

種は強い！

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