発芽から約二ヶ月が経過した現在、種から育てているイチョウの新芽にゆっくりと変化が表れはじめた。

約一ヶ月前に記録した時から新芽の背丈は変わらず、葉っぱが増えることもなく、これといって目立つ変化が見られないまま日にちが経っていった。

ところが、変化していないようでも植物は徐々に変化している。

最近少しずつ表れている変化は以下の通り。

・茎が若干太くしっかりしてきた。

・根元から徐々に茶色くなってきた。

茶色くなってきたというのは、腐って枯れてきたんじゃなくて、たぶん木になってきたんだと思う。

意外な成長過程。

よく見かける植物の成長の様子といえば、茎が伸び葉が増え枝が増え、同時に茎も全体的にしっかりしてくる、という感じだけど、どうやら銀杏は違うみたい。

背丈が10cm程度で一旦『伸びる』成長を止め、茎を太くしっかりさせることに注力する。

根元の方から徐々に茶色く木の皮の色になってきている。

茎の先端の成長点は、伸びずにそのまま待機している。ずっとこの状態。

別のプランターの2本の雄の新芽は、左の新芽が茶色く変化してきている。右の新芽はまだ緑色。

3本のオカマの新芽は全て緑色。手前の1本が若干茶色に変わり始めているかどうかといった具合。

メスはちょっと違う成長を見せている。発芽してすぐ成長不良を起こして背丈が伸びずに葉っぱが増えていた。今もそのまま葉っぱが増え続け、10枚ほどの葉っぱを付けている。今まさに背丈が伸びていきそうな雰囲気。茎は太くしっかりしている。

ジワジワジワジワ変化していて面白い。

つい先日、砧公園の銀杏の木の根元から出ている沢山の新芽を見に行った時、1本だけ背丈40cmぐらいで茎が茶色いものがあった。たぶん、これ、公園の草刈を逃れて2年目か3年目に突入している苗木かもしれない。

茎が茶色く『木』になっていた。

これを見ていたから、うちの新芽の色の変化は正常な成長なんだと思い、安心して見ていられた。

茎が太く茶色くガッチリしてきてたくましい様子で、この先の成長が一層楽しみ。

銀杏の遅い発芽（9月29日）

銀杏の芽の解剖（6月19日）

銀杏の成長（6月13日）

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