昨日5月12日(土)と今日13日(日)の二日間に渡って、東京都の代々木公園にてタイフェスティバル2012(Thai Festival 2012)が開催されている。

初日の昨日行ってきて、タイ料理を中心にタイの文化を楽しんだ。そのタイフェス2012の初日のレポートで紹介しきれなかったものを掲載する。

今日、これからタイフェスティバルに行く人の参考になれば嬉しい。

タイフェスで特に飲食を楽しむための方法として『早く行く』って書いたんだけど、昨日のタイフェスではそれは殆ど意味が無かった。

それほどに混んでいる！

もちろん混雑する昼ごろに行くよりは少しはましだけど、それでもサクサク移動しながらパッパッと買い物して食べ歩くというようにはいかない。

昨日のタイフェスに行ってみて開始後30分も経たない内に直面した問題がこれ。

タイフェス会場内には飲食スペースは一応はある。あるけど、限られた会場の敷地面積に対して、露店の数が多すぎる、来客数が多すぎる、飲食スペースの作り方がおかしい、ということが重なって、結果『食べる場所がないじゃん！』ってことになっている。

イベント広場とケヤキ並木を全部使って露店を並べているほど、露店の数が多い。代々木公園でやる他の海外系フェスではちょっと見られない光景。

それほど人気があるフェスってことなんだけど、遊びに来た客たちが困り果ててしまうほど沢山の露店で敷地をとっている中、『ピクニックエリア』と称して敷物ＯＫなスペースを何箇所も設置している。

これがあるから、当然大きな敷物だけ広げて陣取る人が出てきて、それで大勢の飲食スペースが奪われている。

また、縁石や階段は立ち入り禁止や飲食禁止の張り紙やロープが設置されている始末。

当然、こんなの守ってたら『どこで食べりゃいいんだよ！』っていうほど混雑しているから、沢山の人がそんな張り紙やロープを無視して食べる場所を確保している。

階段。座って食べる人続出。こうせざるを得ない。

ロープ内、露店の裏側の縁石。ロープを超えて食べる人続出。こうせざるを得ない。

ピクニックエリアじゃない場所にまで敷物が広がる。立ち入り禁止のロープの向こうの縁石にも人人人。実際に行くと、タイフェスのあまりにも乱暴な計画っぷりに『そりゃそうなるよ…』って思える。

『敷物を敷けるスペースを作る』っていうアイディア自体はとても素晴らしい。特に日本人は地べたに座ってコミュニケーションをとる民族だから、とてもマッチしている。だけど、これだけ混雑するイベントに、その案は合わない。

そのピクニックエリアには、他のフェスティバル同様に長いテーブルと椅子を並べるのが良い。ここまで混むと椅子無しで立ち食い用のテーブルを並べるだけでもずっと良い。

一つ一つのアイディアは素晴らしいのに、全くかみ合ってないから、遊びに来る客にとって、とんでもなく不便な状態になっている。

いろんな露店のメニューを見て回ったけど、どの店も似たような食べ物を出している。もちろん店によって味が違うけど、ざっくりとタイの雰囲気を楽しみたい僕にとっては、同じ料理で店によるレパートリーがいくつもある状況なんてのはここまで行き過ぎると二の次。

食べるスペースがあるほうが大事。

明らかに程度の低い詐欺まがいの露店もあるから、そういうのをちゃんと審査で削っていれば、客が楽しめるイベントになると思う。

イベント広場の中央にある陸橋の階段で飲食禁止なんて無茶苦茶だよ(笑)。

やっぱり今年もタイの民族衣装を着た店員なりスタッフなり関係者が少なくて残念だった。

今回のタイフェスでいくつかの民族衣装を見て直接話を聞いて、民族衣装にもいろいろあるというのが分かった。大量の装飾品を着けて着飾るやつじゃなくてもいい。一番ラフなやつでもいいから、もう少しそういう民族衣装を着た人を配置して観光客である日本人が見るタイの雰囲気を強めて欲しい。

今年もまた食べたいと思っていたカノムクロックというタイのお菓子がある。

露店を見つけたんだけど、その時は既に行列が出来ていて、並ぶ気力が湧かなかった。

今回は遠めにカノムクロックをやり過ごして帰ってきた。

ざんねん。

※追記：この2週間後のラオスフェスティバル2012の最終日にて食べることができた。

タイフェス会場内の露店で売られている食べ物や飲み物を買う時に、僕は店員によくこんな質問をしていた。

『味付けはタイ現地そのままのもの？それとも日本人向けに変えてあるの？』

販売地域の人たちの味覚に合わせて味を変えることは当たり前にあること。それはそれでいいけど、僕はできれば現地人が普段楽しんでいる味を体験したい。だからどういう味付けをしているのかを買う前に聞いていた。

店によりけり。

そんな印象。現地の味付けのままで売っている店もあれば、日本人向けにアレンジしている店もある。

例えば辛さの調節。日本人は強い辛さの食べ物には気軽に手を出さないということを知ってか、辛さを抑えているところもある。

『僕は辛いのが好きなんだよ。』って言ったら、『トウガラシ一本アゲル。これ一緒に食べるイイヨ』って言われた。ごもっとも(笑)。

タイ国政府観光庁のブース内では、石鹸の細工作業と、飾り物の制作工程の実演を見ることが出来る。

石鹸に細工を施している。これは凄い。

飾り職人。細かい飾りを糸で繋いでいる。

イベント広場に設置されている仮設トイレ。

ドアが無い。

この真正面には敷物を敷いて飲み食いしている客が大勢いる。

そんな公共の面前で用を足せっていうこのシステム。どうみて公然わいせつを誘う罠にしか見えない。

男同士ならまだしも、女性や子供たちの目が沢山ある中で用を足したくないし、男の僕から見ても、飲み食いしているすぐ近くで他人が立ちションしてるところなんか見たくない。

タイフェスティバルの主催者は下品すぎる。笑えない。

となりにはドアが付いてる仮説トイレもある。当然多くの人はこっちを使っている。だけど、ドアが無い方のトイレを使っている人も何人もいた。

設置する主催者もおかしいけど、大勢から見えてしまい不快な思いをさせると分かっている状況で使う方もおかしい。周りへの配慮やエチケットが無さ過ぎる。

タイの寺院の僧たちが、ここ日本にも来ている。

話を聞いてみたら、普通に寺院としてご利用くださいとのこと。

タイフェスティバル2012初日の様子は既にこのブログに沢山の写真とともに掲載している。まだ見てない人はチェック！

2012年の代々木公園のイベント情報はこちら。

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