タイフェスティバル2012(Thai Festival 2012)に行ってきた！

今日5月12日(土)と明日13日(日)の二日間に渡って東京の渋谷区にある代々木公園を会場にタイフェスティバル 2012が開催されている。

天気は朝から良く晴れている。気温は最高20度と、この季節では若干低めだけど、風が弱いし太陽が出ているので、半そでの格好で出歩ける。

去年初めてタイフェスに行ってみて、その人気ぶりに驚いた。会場は人人人人でごった返す。だから混む前に早めに行った。

開始早々の会場は空いている・・・・

混んでた！！！！

上の写真は開始30分後。すでに開始時間の10時には人が多く来ていて、空いているとは言えない状況だった。

早く行けば空いていると、過去のフェスティバルに行った感じからそう予想していたんだけど、、、、開始直後からこの混雑。

10時30分ごろには、人気のある露店には既に行列も出来始めていた。

店の裏手まで列が伸びて折り返して、メインの通りにまで出ている。

それだから、いろいろ食べようと思って早く行ったけど、あまり意味がなかった。しかも最初に買い物をした露店で、手際が悪くて15分ぐらい待たされるアクシデント。その間、タイの現地事情をいろいろと聞かせてもらえたから全然よかったし、祭り初日には手際が悪い部分はあるものだから、これは仕方ない。そんなこともあり、フットワーク的にはとても出鼻をくじかれたけど、気を取り直して目に付いたものから食べ始めた。

このタイフェス2012初日にはこんなものを食べた。

ディチンという露店のタイ風ラーメン。

麺は米粉。肉、モヤシ、きざみネギなど入っている。これに魚醤、トウガラシ、少量の砂糖をかけて食べる。

砂糖のトッピングには驚いたけど、美味しかった。このタイ風ラーメンは美味しかった。呼び名を教えてもらったんだけど、タイ語らしくて覚えられなかった(笑)。

同店のソムタイ、ガパオライス、パッタイの３点盛り合わせ。

パッタイはほんのり甘い味付けで、落ち着いて食べられる料理で、ソムタムはパパイヤやニンジンを千切りにしたサラダ。さっぱり辛い味付け。とても美味しいんだけど、辛いの苦手な人は食べられないかもしれない。辛いの平気な人にはおすすめ。

発見！もち米ココナッツ焼き！

これはプラトーンアジアンフードという露店で売られている食べ物。タイ語ではカオニヤオ・ピンというみたい。

もち米ココナッツ焼きはココナッツ風味のオハギのような食べ物。僕はこれを気に入っていて、今年のタイフェスでも絶対食べようと狙っていたもの。無事見つけられてよかった。

デザートを食べた。Baan Kanom Thaiという露店。お菓子の写真って大抵は明るくて楽しそうに見えるから、店頭の見本写真を見ているとどれもこれも食べたくなって、決めるのが大変だった。

その中から、チャオクワイ、ローチョンタイ、カノムモーゲン、カノムチャンの４品を食べた。

チャオクワイは、ナタデココのような歯ごたえのあるゼリーが入っているミルクティー。これはさっぱりしていて、ほんのり甘くて、とても飲みやすい。うまい。

タイ料理では脂っこい食べものが多いから、タイフェス会場を回りながら口直しにこれを飲むといい。

おすすめ！

それとは対照的に、ローチョンタイというスイーツは激甘！甘みがギュッと濃縮されている味わい。その甘いココナッツミルクの中に、プルンッとしたミミズのような形のゼリーが入っている。緑色のがニョロニョロ動くんだよ(笑)。

このゼリーのさっぱり感のお陰で、激甘なココナッツミルクを飲めるっていう感じの飲み物。なんだか今時のきざみネギが大量に入った脂ぎったラーメンみたいな組み合わせ。

ローチョンタイは、美味しいよ。濃い味が苦手な人はちょっとどうかなーという感じ。

カノムモーゲンは、舌触りがココナッツのざらつきなんだけど、それを知らない日本人が食べると、たぶんオカラを想像すると思う。ああいうボソボソ感。

味は、甘いんだけど、甘い感覚より脂っこい感覚の方が勝っちゃってるから、かなりヘヴィーなお菓子。最後の一口は、『フンッ！フンッ！フンッ！グァー！』って声だしながら気合入れて押し込んだ。

これ、もうちょっと脂っこさを無くして、口の中の水分を全部持っていくボソボソ感を無くしたら、とても上品な甘みのお菓子になると思うんだけど、、、、それはもう別の食べ物になっちゃうのか？

ブラジルのコカーダみたいに潔い甘さとトロトロ感があったら逆に食べやすいんだけど、カノムモーゲンはちょっと扱いに困る感じがする。腰を落ち着けて食べる感じでもないし、つまむ程度に食べる感じでもないし・・・・。

カノムチャンは、日本のウイロウやヨウカンみたいな食べ物。原料はタピオカ粉。タイのヨウカンといったところか。

とてもしっかりとした歯ごたえと舌触りと甘さがある。ちょっと重いから、友達と半分ずつぐらいを食べるのが丁度いいかもしれない。

あと、店名が分からないフルーツ屋で、ココナッツジュースとマンゴスチンを食べた。『thamai agriculture cooperative limited』ってあるから、たぶん農協かな？店じゃなくて農業組合の出店かもしれない。

椰子の実は小ぶりだったけど、下がビリビリとしびれるほどの甘さでとても美味しかった。これは当り！

そして椰子の実を開けた店員は上手い！あけ方が丁寧で、中身を殆どこぼすことなく渡してきた。

去年買った店の店員はボタボタこぼしまくりで酷かったから、良かったよ今年は。本当に。

殻はもちろん持って帰ってきた。カシシというブラジルの楽器を作る材料にするため。

マンゴスチンは初めて食べた。アセロラみたいな味で、体に良さそう。

なんとなく椿の実っぽい。

皮は頑丈そうに見えるけど、フニャフニャで柔らかいから、実の中ほどに爪でちょっと切れ目を入れるとすぐ剥ける。中の種の周りにくっついている白い部分を食べる。

なんとなくニンニクっぽい。

もちろん片付けたよ(笑)。これ、食べた人なら分かると思うけど、一度食べだしたら、全部食べ終わるまで止まれない。なぜなら、手が果汁でペトペト＆パッツンパッツンになって、赤い汁が洋服に付いたら取り返しの付かないことになりそうなので、一気に片付けてしまおうって気になるから。

タイビールも楽しんだよ！

このシンハービールと、チャーンビールと、、、、あと何か飲んだけど忘れた。

タイフェス初日の今日、飲み食いした物はだいたいこんなところ。

基本的には美味しいタイ料理を楽しめイベントなんだけど、ちょっとどうにかして欲しいなぁと思うところもあった。それは以下。

見本写真と現物商品が違いすぎる

例えばこれ。見本写真と現物が同じものなら『お祭り価格』ってことで笑えるけど、見本写真と現物が違う上に酷い商品だからガッカリした。

チャイタレーという露店の『魚すり身団子のスパイシーソースかけ』というサラダ。

タラのすり身とクズ野菜に、サラダドレッシングかけただけ。

日本で普通に食べるサラダと全く同じ味に感じた。そして『スパイシー』な部分がいまいち良く分からない。少し酸味のある、いわゆるよくあるドレッシングにそっくり。

しかもこの量。底に敷いてあるサラダの量はこの写真の状態で厚さは1cmぐらい。

山盛りを期待してはいない。

それでも、容器の高さと同じぐらいの高さにサラダのてっぺんがくるぐらいにふんわりと盛られているのを想像していたんだけど、出てきたのはこのペッチャンコな状態のサラダだった。

これで500円。

このチャイタレーという店のサラダ、メニューの見本写真がドアップ写真で、全体の量が分からない。

しかも写真と実物が違い過ぎる。

これは残念な一品。おすすめ出来ない。

『へぇー、これがタイの食べ物なんだぁ。ふーん。』って思える部分が一つも無かった。

このサラダを食った時、タイに思いを馳せるというよりも、一人暮らしだった頃の苦しい生活を思い出したよ…。

あと他の露店でも、見本写真は凄い綺麗に野菜と盛り付けてあるブタの揚げ物が、量は1/5程度で、肉を全く違う俵状に巻いたワイルドな出来のものでサラダも付いてない。そんなふざけた店もあった。

中には、写真に写っているものが、しかも主役級のものが無いっていう、そんな商品もあるからビックリする。

タイフェスはとても人気があるイベント。その熱気の中でこのように酷い物でも勢いで売っちゃえって感じの露店がちらほらある。

だから、買う時にはちゃんと現物を見せてもらって確認した方がいい。

『お店の人とやり取りして時間とってしまうと、順番待ちしている人に迷惑かも・・・・』なんて気を遣って確認を遠慮してしてはいけない。それで、せっかくのお祭りで詐欺まがいの品物を買うハメになって嫌な気分になってはつまらない。

この『実物商品と全く違う見本写真を使う』っていう行為は、店が勝手にやっていることなのか、それとも主催者の許しがあってのことなのか。これは酷いよ。やり過ぎてる。

去年のタイフェスではこういう酷い店には当らなかったんだけど、今年は3軒もぶつかった。今年のタイフェスでは食べ物運が悪いみたい。

イベントステージではムエタイの演舞が行われていた。

ムエタイのステージ前は満員の大盛況。

ムエタイの試合前に行う、師匠に捧げる舞。男性は狩りの行動を見せたり、女性はお化粧の行動を見せたり、いろいろあってこれだけでも見ごたえあった。

子供っていっても訓練してる様が伺える。この歳でシックスパックなんだよ・・・・。

女性も凄いんだけど、相手の男性も凄い。彼は中学生らしい。どう見ても中学生の動きじゃないからびっくり。

大人の男の闘いは凄い。音が違う。素人が蹴りくらったら、簡単に腕の骨が折れそう。

公開スパーリングの一シーン。写真を見て気づいたんだけど、ミットの間をかいくぐって、思いっきり腹に入ってるように見える(笑)。大丈夫なんだろうか…？

僕が受け手だったら、間違いなく内臓破裂してる・・・・。

一般参加のムエタイショー。これは去年も見ていて面白かった。やっぱり今年も面白い(笑)。

素人、経験者、子供、大人、男性、女性と、色々な方の参加があってステージは盛り上がった。

去年のムエタイ演舞では自転車のベルを使って『ジャリジャリジャリ…』ってゴング代わりにしていて会場中ドン引きだったけど、今年はちゃんとゴングが使われていて安心した。やっぱり『カーン』って鳴ると雰囲気がいい！それだけでワクワク感が増す。

そしてこのゴングを鳴らしている方の司会っぷりも良かったので、ムエタイ演舞のステージは盛り上がっていた。

会場の様子、これ見たら行く気なくす？それとも燃える？

今年もタイフェスティバルを楽しんだ。予想外に早い時間帯に混雑にのまれたのも良い思い出になった。来年からは、タイフェス対策に『早く行く』って書くのやめるかも。

複数人でダラダラと飲みたい人は、早く行ってシートで陣取るのがいいよ。

明日13日(日)もタイフェスティバルはある。買う前に『現物商品の確認』は必ずして、タイ料理を楽しんで欲しい。

タイフェスティバル公式サイトはこちら。

ここで紹介しきれなかったタイフェスティバルに関する情報は、タイフェスティバル 2012 番外編として、このブログに写真入りで掲載しているのでチェック！

2012年の代々木公園のイベント情報はこちら。

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おまけ。

タイフェスティバルは、お店の数が多すぎて、食べる場所が少なすぎる。もっと参加露店の数を減らして、飲食スペースを設けないと何かしら問題が起きそうな雰囲気を感じた。それぐらい人が来すぎている。

人を集めるのも大変だけど、集まったら集まったでまた大変だ(笑)。

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