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多摩動物公園のホオアカトキが脱走していた

 
2012-03-17 12:32 Good(0) Comments(0)
in Animals - 動物, Free Talk - フリートーク
ホオアカトキ - Waldrapp ibis
ホオアカトキ - Waldrapp ibis

多摩動物公園にホオアカトキという鳥がいて、その鳥26羽のうちの1羽が脱走していた。2012年3月1日のことで、つい最近の出来事なんだけど、2,3日前に初めて知った。

まだ捕まっていない。今も脱走中。

見つけた際には、何もしないで連絡して欲しいとのこと。

多摩動物公園(代表電話042-591-1611)まで

公式サイトの呼びかけ記事はこちら。

さて、肝心のホオアカトキっていうのは上の写真の鳥なんだけど、これ見ても『そんなの居たっけ?』って人が多いかもしれない。

なぜなら、ホオアカトキ舎はとても分かりにくい場所にあるから。

ホオアカトキ舎は、園内の中央ゲートのすぐそばにありながらも、袋小路になっている脇道の一番奥にあるため、殆どのお客さんが手前で行くのをやめてしまう場所。だって、袋小路の入り口に「この先行き止まり」みたいな看板があるんだから、『なんか戻ってくるの面倒だからやめよっか』みたいな感じになって当然。

そんな場所だから、人が居ないこともあって静まり返って暗い雰囲気になっている。

僕は鳥が好きだから何度も足を運んでいるけど、この道で他のお客さんとすれ違ったのはまだ2人だけ。

しかもお客さんがいないから飼育員も油断してるみたいで、通路の真ん中で飼育員が同じ飼育員に対するグチをこぼしてることもあった。

動物園をより良くしたいための意見を表に出すなら全然かまわないけど、『うるせーな』とか『命令すんじゃねーよ』とか『自分でやれよ』とか、そういう仕事のなすりつけあいだから、聞こえてきて最高に気分が悪い。

飼育員もそんな状態になってしまうほど、人通りが無い場所にあるのが、ホオアカトキ舎。だからこの脱走のニュースを見ても『?』になってもなんら不思議じゃない。

というわけで、ホオアカトキとはこんな鳥。(脱走した個体ではない)

ホオアカトキ - Waldrapp ibis
ホオアカトキ - Waldrapp ibis
ホオアカトキ - Waldrapp ibis
ホオアカトキ - Waldrapp ibis
ホオアカトキ - Waldrapp ibis
ホオアカトキ - Waldrapp ibis

大きさはカラスと同じか、一回り大きいぐらい。

赤い顔とクチバシ、頭の冠羽が目印になり易いから、カラスと見間違えることは無いと思う。



そういえば、つい先日、葛西臨海水族園のフンボルトペンギンも逃げ出した(追記:2012年5月24日に9km北東の江戸川の川岸で捕まった)。飼育されている動物って、いきなり自然に出ても自活できないと思うけど、ホオアカトキの場合は、逃げた場所がまだ木々が残っている田舎だから、食料に関してはそこに望みを持っている。心配なのはカラス。カラスは1,2羽の少数でも、自分より大きい鳥にも襲い掛かっていくから。無事でいて欲しい。

木々があるといっても、多摩動物公園周辺に住んでいる野鳥は、動物園のエサを横取りしに集まってきている現実からすると、自然の中でのエサ獲りは本当に厳しい状況なんだと思う。

そんな他の野鳥のように、エサ目当てに自分で戻ってきそうなものだけど、残念なことにそうはなっていない。

それにしても、動物園で働くって本当に大変そう。だって、ちょっとミスをしたらあっさりと生き物の命を奪ってしまうことになるから。医者と同じ。ちょっとした医療ミスでも命を奪ってしまう。

生き物を飼育するっていうのは日々緊張する。僕もオカメインコを飼っていた時は、外に飛んでいってしまわないよう、ガラスにぶつからないよう、体調管理など、本当に緊張していたよ。動物園っていうのは、それプラス、お客さんを楽しませる、継続的に運営していくって事を考えないといけないから、本当に大変そう。

今はホオアカトキが無事でいることを願う。


おまけ。

ちなみに、こんなに目立つ色の鳥もいるのに、袋小路の脇道にはお客さんがいないんだよ。

ショウジョウトキ - Scarlet ibis
ショウジョウトキ - Scarlet ibis

この脇道、ひと気も障害物も無いから、野放しのクジャクに遭遇すると写真を撮り易い。いつもはすぐに子供たちが寄ってきてクジャクが逃げてしまうので、しっかり写真に撮れないんだけど、今回は満足するまで写真に撮れた。

インドクジャク - Pavo cristatus
インドクジャク - Pavo cristatus

前からも撮影。子供たちみたいにワーッと近寄っていかなければ、そんなにプイッとそっぽを向いて行ってしまうことはない。

インドクジャク - Pavo cristatus
インドクジャク - Pavo cristatus

このホオアカトキがいる脇道、今までスルーしていたという人は、一度寄ってみると楽しいかもしれない。

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