昨日は口内炎のせいで首の付け根から目、頭、後頭部にかけて首から上の右半分全体に痛みが出てイライラ度MAXになって、ヴィオロンの練習も集中できなかったから散歩に出かけた。薬を付けた時は良かったんだけど、その後すぐに頭とか痛くなってきて困った。こういう時は思い切ってやることすっぽかしてどっか行く。一箇所に居るより体を動かして移動した方がイライラを解消できる。

この日は最高気温23度で晴れ。半そでで歩いていると汗ばむぐらいの穏やかな日だった。

とりあえず多少なりとも緑があるところに行きたいから、砧公園を目指すことにした。砧公園とは日本の東京都の世田谷区にある大きな公園。ジョギングしに行く時みたいに最短距離で行くんじゃなくて、この日は少し遠回りをして散策することにした。

仙川へ。

仙川は祖師谷のうちから歩いて10分ぐらいのところを流れている。仙川の名前の由来は千釜からなまったとか、仙人が住んでいたとか、そんなところらしい。川沿いの立て看板に書いてある。

正直言って、こういうコンクリでガッチガチに固められた川を見ても、いつも素直に『川』とは思えない。僕の中では用水路っていうイメージ。

仙川は少し臭うしあんまり綺麗という感じじゃないけど、一応カモや野鳥が居て、魚も居る。カモの親子をよく目にするけど、それ以上に鯉が多い。川の中をよく見ると大きな体でゆっくりと動いているコイを見つけることができる。

この時期は春と違って、小さい虫の集団（ユスリカかな？）が飛び交ってないから、気持ちよく川沿いを歩ける。

仙川から世田谷通りへ出る小道に入った。

とてもやっつけ仕事な感じがする土手が良い。使わなくなった線路の枕木のような角材をパイプで止めている。所々朽ちてきている。朽ちたらまた廃材をあてがうの繰り返しかもしれない。

世田谷通りの歩道橋。

スロープと階段がある。僕は大抵は階段を使っている。普段あんまり階段を体験する機会が少ないから、こういう時に積極的に使う。

大蔵運動公園を抜けて行く。

砧公園に到着。

秋の砧公園は柿がなっている。

いつも不自然な感じがして驚く。なぜそこに柿の木が一本なのか？突然現れる柿の木。オレンジ色の柿がワサワサと鈴なり。

取って食べたことがないから正確には分からないけど、形からして渋柿っぽい。図鑑的な事は知らないけど、近所中の庭先の柿を食い散らかしていた子供時代の体験からすると、丸っこいとだいたい渋柿なんだ。たまに友人らとジャンケンして負けたら渋柿丸齧りなんて遊びをやっていたのを思い出す。柿の渋さで口が何をやってるのか分からなくなるんだ(笑)。

柿以外にも、もう一つ気になる実がある。銀杏。

砧公園内にはところどころにイチョウの木がある。オス・メスあるから毎年ちゃんと実がなる。この時期になると、ご年配の方たちがこの銀杏を拾いに来ているのを良く見かける。昨日もジョギングしている女性がイチョウの木の下に差し掛かると突然立ち止まり、おもむろにポケットからビニール袋を取り出して銀杏を拾い始めた。

楽しそう！見ていたら拾いたくなったけど、袋を持っていないから出来なかった。

ここはジョギングやウォーキングがてら拾っていく人が多い銀杏拾いスポットなんだ。木を見上げると黄色くなった銀杏の実が沢山付いている。

僕は銀杏が大好きで、串に指して焼いて塩ふっておつまみにしている。焼いた時のあの透き通るエメラルドグリーンはたまらない。テンション上がる。去年は自家製キムチにも入れてみた。これはあんまり美味しくなかったからもうやらない・・・・。

札幌に住んでいた時も拾いに行っていた。道庁の赤レンガの近くにイチョウの木があるんだ。道庁に用があったのは銀杏拾いの時だけだった。

今年もそろそろ拾いにいく。銀杏拾いが楽しみ。

最近新しくなった吊り橋を渡った。

この吊り橋、揺れるのは楽しいんだけど、デザイン的に変えて欲しい。公園内にある他の橋と違って鉄むき出しのゴツゴツ感と色。完全に景観を損ねてる。ダッッッサい吊り橋。せめて鉄柱の部分を茶色に塗るぐらいはして欲しい。

砧公園のバードサンクチュアリにある花畑。

ハチを接写したかったんだけど、ビビってできなかった。この距離が限界。

帰りも大蔵運動公園を通った。大蔵運動公園の花も立派に咲いている。

祖師谷から仙川を通って砧公園を一周する散策。2時間ぐらいで気持ちよく終わった。

曇りの仙川

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