7日から東宝スタジオがやっている世田谷区の仙川沿いの桜並木のライトアップの風景を、愛用のデジカメ PENTAX Q を使って撮影した。

夜桜を撮るのは初めてで、自分であれこれと試行錯誤しながら撮っていった。エフェクトを多様すれば色々な写真を撮ることが出来るんだけど、ここではそういう撮影方法じゃなくて、単純なものをまとめる。

エフェクトを使って撮影した仙川の夜桜はこちらに掲載してある。写真サイズが４：３のものが全て PENTAX Q で取ったもの。

さて、単純なものというのは、ホワイトバランスのこと。これを手動で変えるだけで、物凄く雰囲気の違う夜桜を撮ることができる。

上の写真はホワイトバランスの『白色蛍光灯のＬ』を使用して撮った夜桜。

物凄いピンク色が浮き出る絵になる。そもそも夜桜のライトアップなんて、これぐらい色づけしてもいいと思うんだけど、東宝スタジオのライトアップはおとなしい自然な感じにしてある。そのおかげで、こうやって遊んだ写真にした時に、変化が分かりやすい。

普通にホワイトバランスをオートで撮るとこんな感じに写る。

生の夜桜は白に近いソメイヨシノの花びらの色そのままなんだけど、Ｑのカスタムイメージを風景にして撮っているので、少し黄色がかった色合いになった。

もう一つ、ホワイトバランスの『白色蛍光灯のＷ』を使って撮ると、上二枚の中間のような色合いになる。

桜のピンク色のイメージを出したい場合は、この『白色蛍光灯のＬ』と『白色蛍光灯のＷ』が適当だと思う。

以下、同じように、Ｌ、オート、Ｗの順に掲載。

もうワンパターン。

『白色蛍光灯のＷ』で撮り忘れたー

夜桜の夜景を撮ってみて、 PENTAX Q では撮りやすかった。F値開放にしておけば、ISO 125でシャッター速度1/5秒や1/10秒で簡単に撮れる。02レンズの場合はISO 320程度で。

もちろん、風で枝が揺れていなければ、の話。

ホワイトバランスの白色蛍光灯は、夜桜に使うと桜のピンク色が浮き上がって少し幻想的な雰囲気になることが分かって一つ収穫。その場であれこれ試してみるのは面白い。またやる。

ちなみに、昼間の桜に使うと、桜以外の空や地面などの色も変わるため、写真全体が冷たい無機質な感じになるので、夜桜に使った時のような効果を期待しても望んでいる結果を得ることは出来ない。

仙川のライトアップされた夜桜の写真は下記にて。

『仙川の夜桜、東宝スタジオによるライトアップ 2012』

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おまけ。

別の記事『満月の撮り方』には、 EOS 60D でホワイトバランスを変更してスーパームーン2012を撮り比べた比較写真を掲載している。いろんな色の満月を並べた。

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