これは僕がエレキギターを始めたばかりの頃にやっていた初心者用のギターの練習メニュー。

練習の目的は

フレットの幅を覚えること。

ギターには指板上にフレットが沢山ついていて、そのフレット同士の間隔はヘッドからボディにかけて徐々に狭くなっている。これによって音程を得ているのがギターの仕組み。

ギターを弾くっていうのは、この仕組みを使えるようになること。目で見て、手で触って、全てのフレットの間隔を体で覚え、素早く適切な押弦を出来るようにする。目で見なくても出来るようにする。

まずヘッドに近い部分、ローポジションで任意のコードを押さえる。ここではロックでよく出てくるパワーコードのフォームで行う。

５弦１フレット：人差し指

４弦３フレット：薬指

３弦３フレット：薬指

このシｂ（シ、フラット）のパワーコードの形からスタートする。

この状態から１オクターブ上のシｂまで移動する。

出来るだけ速く、正確に。

ローから、、、、

ハイへ。全速力で移動。そしてそのポジションの音を正確に出す。

この時、フレットの幅を体で覚えられていないと、指が開きすぎていて正しい音をしっかり出せなくなる。ハイポジションに素早く移った時に、そこのフレットの幅に合わせて指の間隔を狭められるようにする。

ローからハイ、ハイからロー、ハイからミドルへと、サッサッサッと連続でどこからどこへ移動してもパワーコードを正確に出せるようにする。

ここではパワーコードを例に挙げているけど、他にどんなコードフォームを使ってもいい。自分が一番よく使うコードフォームからやっていくといい。

初めのうちは目で見ながら、速さよりも正確さを重視して、同じ移動を出来るようになるまで行う。徐々にスピードを上げていく。正確さを欠かないように注意。

特にエレキギターの場合、弦の滑りが悪くなるとこの練習に支障が出るから、潤滑材を使うなり、汗をこまめにふき取るなりしながら、良いコンディションを保ちながら練習をする。

初心者のころこのエクササイズを自分で考えてやっていて、期待通りの効果を得られていた。長いことやっていれば自然と出来るようになることではあるけど、こういう基礎練習は初めの頃にどんどんこなして基盤を作った方が、後々いろんな曲を弾いていく上で習得が速くなるからすすめる。

エレキギターだけでなく、クラシックギターやアコースティックギターにも使える練習メニューなので、まだフレットの間隔をちゃんとつかめていないギターリスト＆ヴィオロニスタは参考にしてみて欲しい。

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おまけ。

上のスティーブ・ヴァイのＣＤは、もちろんギタープレイも素晴らしいんだけど、アルバム中の至る所で出てくるヴォーカルのシャウトが強烈すぎてそっちの印象のほうが鮮明(笑)。

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