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ギターの練習メニュー【フレーズ1】

 
2012-05-31 15:23 Good(2) Comments(0)
in Violão - ヴィオロン, How to - ハウツー
ヤスのヴィオロン教室 - Yasu Guitar Lessons


僕が今までやってきたギター(ヴィオロン)の練習フレーズを紹介する。

この練習メニュー【フレーズ1】の目的。

左手の指の独立と、最小限の動きでの運指


だから、最初は右手でピッキングをしないでやる。慣れてきたら音を出してやる。

スタートポジションは1弦5,6,7,8フレット。そこに全ての指を置いたところから始める。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

人差し指を2弦5フレットへ移動。この時、1弦を押さえている残りの三本の指は、弦を押さえたままの状態をキープ。決して指板から離れることがないように注意する。離れたり浮いたりするとこの練習は意味がなくなる。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

中指を2弦6フレットへ移動。この時、残りの三本の指はそのポジションを押さえたままの状態を保つ。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

薬指を2弦7フレットへ移動。薬指の移動が終わる前に、小指が弦から離れてしまわないように注意。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

小指を2弦8フレットへ移動。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

この手順で6弦まで1本ずつウニウニ登っていく。

ポイントは、移動している指以外の三本の指を、弦を押さえた状態でキープすること。これをやることによって、一本一本の指を独立して動かせるようになっていく。

6弦まで登ったら、同じ要領で1弦まで降りていく。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

人差し指を5弦5フレットへ移動。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

中指を5弦6フレットへ移動。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

薬指を5弦7フレットへ移動。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

小指を5弦8フレットへ移動。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

同じ手順で1本ずつ弦を降りていき、スタートポジションの1弦まで戻ったところで1セット。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

この練習のもう一つの大事な点は、最小限の動きで運指をこなすこと。

それを身に着けるために、移動する指をなるべく弦から距離を開けずにすれすれの高さをキープしながら移動させる。

良い動き。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

悪い動き。

ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1
ギターの練習メニュー【フレーズ1】 - Guitar exercises, Lesson 1

実際に演奏する場合は、常にこんなにシビアに弦の近くを移動させるばかりではない。表現上大きく動くこともあるし、単純にお遊びでオーバーな動きをすることもある。

ただ、出来るだけ無駄な力を使わないで演奏する指の動きを体に染み込ませておいた方が、難しいフレーズを弾く時にも、熱演してつい力んでしまう時にも、ライブを通してやる持久力が必要な時にも役に立つ。


最初は無駄な力が入って腕がもたないから、なるべく力を入れないでできるハイポジションでやるといい。

スタートポジションを1弦9,10,11,12フレットにする。これなら指を独立させる動きと、最小限の動きで運指をコントロールするという2点に注力しやすい。

出来るようになったら、メトロノームに合わせて、1弦1,2,3,4フレットをスタートポジションにし、そこで1セットやったら、インテンポで続けて1弦5,6,7,8フレットで1セット、続けて、1弦9,10,11,12フレットで1セットやる。

クラシックギター(ヴィオロン)の人はここまでで、エレキギターの人はもっとハイフレットまでやってもいい。


これが出来たら、右手のピッキングを加えて、音を出しながらやる。


『移動していない残りの三本の指を押さえたままにする』という縛りがあるから、そんなに速いスピードで弾けるフレーズじゃない。

速くできるようにすることよりも、正確さと独立度を高めることを目的とする。


合格の目安。

他の人にこのフレーズを弾いて見せた時、見た人が以下のようなことを言ったら合格。

『キモッ』

『イモムシみたいで気持ち悪い』

『なんか変』

このフレーズをスムーズに弾けるようになると、指がウニュウニュウニュウニュ動くように見えるから、見ている人にそんな印象を与える。

中には『エロい!!』っていう人もいる。それでもOK。


出来るようになってからも、頻繁にやる。毎日やる。基礎練習っていうのはそういうもの。常に感覚を中心に維持させておくのに役立つ。


ギターの練習メニュー【フレーズ2】へ



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おまけ。

冒頭の写真は、このヤスのヴィオロン教室シリーズ用に作った表紙。

『肘(ひじ)で弾けるぐらい器用になる!』を目指してやっていく高い高い志を表している。

ヴィオロンを楽しもう!

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