遅くまで眠れない夜は、たまーにこんなテレビ番組を見ている。

『A Praça é Nossa』

ア・プラッサ・エ・ノッサという、ブラジルのテレビ局sbtでやっているショートコント番組。パターンが複数あるのでバラエティ番組といった方が適当かもしれない。とにかく、笑える番組。

舞台設定は公園、中央のベンチにMCのおっさんが座って新聞を読んでいる。そのMCのおっさんに入れ替わり立ち代りいろんなコメディアンが絡んでくるっていう番組。日本でいうと、公園でくつろいでる設定のMCのおっさん役がビートたけしさんや明石家さんまさんで、そこに公園を通りがかったような感じの設定のタレントが次々と絡んでいく感じ。そしてノーカットなので、昔のドリフターズの舞台を見ているような面白さがある。

躍動感のある掛け合いも面白いし、全体的な雰囲気も好きなんだけど、同時にとても良いことがある。それはブラジルポルトガル語の勉強になること。

いろんな声質、いろんな喋り方のタレントたちが、入れ替わり立ち代り登場するので、耳が鍛えられる。また、一人ずつちゃんと喋るから聞き取りやすい。ヒアリングに最適。

日本のテレビ番組を見てると、大抵、タレントたちが同時にわーっとしゃべって、同時にぴたっと黙る。これとても聞き取り難くてノイジーで耳に心地悪いんだけど、ブラジルのはそういうことがないから安心して見ていられる。

勉強になっていいなーって思うのと同時に、ポル語に対する反応が遅くなっている自分に気付かされるのでちょっとへこむ。言葉は聞き取れているのに、そこからイメージがわくのに時間がかかるということ。

異国にいてどんどん落ちていくのを日々体感している。異国にいながら維持もしくは向上できている人は本当に凄いと思うよ。

一言一句聞き取れなくても、ブラジル人って手振り身振りしゃべるし表情も豊かにしゃべるから何となく伝わってきて笑えるのがいい(笑)。

sbt の A Praça é Nossa は今もまだやってる番組かは知らないけど、ブラジルに行ったら探して見てみてよ。さて、ブラジルはもうすぐカーニバルだ。

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