数少ない観光の中でとても面白かったイグアスの滝。そのすぐ近くに鳥の公園がある。

とても大きな公園、というより鳥だけの動物園という感じ。鳥の種類によっては檻越しにしか見られないものもあるが、カラフルな鳥たちが歩いたり飛んだりしている広い園内を散策する。

まず入口では巨大なダチョウとオウムが出迎えてくれる。彼等は門番といったところだ。

園内に入るとすぐこんなのが居る。写真が暗くて少し分かり難いけど、白、緑、黄色、オレンジ、ピンクと、とても贅沢なカラーリングがまぶしい。

ふんだんに色を使ったカラフルな鳥だけじゃない。こんな黒一色な硬派な奴もいる。

一色とはいえ触ったら指切れそうなぐらい黒光りしている所が面白い。『オレに触るとケガするぜ』とでも聞こえてきそうな出で立ちだが、性格は温和で触れるほど近寄れる警戒心ゼロ(笑)。

彼はちょっと珍しかった。とても地味。今も強い老兵って雰囲気がかっこいい。（羽を抜かれてるだけかな？）けっこうイケメン。

鳥だけじゃなく、ワニやカメや魚もいる。散策コースの中ごろに出て来るのでたぶん箸休め的な存在でいいアクセント。ジャングルの雰囲気が一層増す。

他にもイグアナや尾が縞々の小さいサルも居る。

このブラジルの鳥の公園の特徴は人と鳥の間に仕切りが無いこと。安全面や棲み分けなどから檻に入っていて近寄れない種類も居るが、そういった問題が無い種類は散策道に野放しだったり、一定のセクションで区切って触れられるようになっている。

予想外に普通に近くに出てくるのでこっちがびっくりする。自分と鳥の間に仕切りが無いことに一瞬目を疑う。

これなんてもはやハト。

こんなカラフルな鳥が日本の駅や公園に居る警戒心が薄いハト同然の態度をとるのでびっくりする。こんな不自然なシーンを普通に体験できるところが楽しい。

二時間ぐらいだったか、園内を一回りするとそれぐらい時間が掛かる。木々がうっそうと茂るジャングルを抜けて出口を出たところでもう一つ楽しい事がある。

よく慣れた巨大なオウムを腕に乗せて写真を撮る事が出来る。

駄目押しのお楽しみ。大満足。

ずっしり重い。よくこんな重い体で飛べるものだ。

気をつけないと袖のボタンを食いちぎられる。これは正にその瞬間。オウムのクチバシの力は強い。いとも簡単にボタンをもって行かれた。起用に舌を使って口の中で転がして遊んでいた。オウムに悪気は無い。こんなハプニングも楽しいものだ。（ここの従業員による正式なサービスかどうかは不明。）

鳥好きにはたまらない場所。子供が行ったら興奮して倒れるんじゃないかな。それぐらい楽しい。何度でも行きたいし、ここはおすすめ。イグアスの滝へ観光に行った際には行ってみて下さい。

詳しく知りたい方はParque das Avesの公式サイトを見てください。

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