魚、カエル、ヘビなど、水槽に入れられて展示されている生き物は、写真に撮るのが難しい。

まず照明が暗い場合が多いから、光量を十分に稼げずに、ブレた写真になりやすいし、それを避けると粗くペタっとした写真になってしまう。

泥はねなどが付いていて水槽が汚い場合が多いから、ガラス越しに撮った感が思いっきり出てしまう。

水槽のガラスに写る反射が邪魔して、どうしても綺麗に写せない場合や、思い通りのアングルから写せない場合がある。

また、水槽が小さいこともありエアーポンプなどの人工物が入りやすく、自然で撮影したかのような構図にしづらい。

例えばこういうふうに、生き物の飼育管理に欠かせない器具が入ってしまう。水槽のサイズが小さいとなおさら。

網目の排水溝が、苔の生えた石や木片で、奥に草や地面が広がっていたら、とても雰囲気があって良かった。

なんとか邪魔な人工物を写らないように撮ろうとすると、寄った画や、見下ろすアングルになりがち。

こういった生物たちを手軽に見られるというだけでも贅沢なことなんだけど、もう一つ動物園には力を入れてもらって、大きなサイズの水槽で展示して欲しい。

水生生物の展示で比較的良いのは、井の頭自然文化園。これに関してはうちの近所の動物園の中では良い。

蛙の展示にしては珍しくスペースが広いから、水槽の壁がフレームインしにくくて、自然ぽい背景を収められる。

水槽の奥が木で出来ているから、人工物だけど雰囲気があって良い。

大抵は水槽のガラスを邪魔に感じるけど、ちょっと良い事もある。

こんなショットを撮れるのはガラスだからこそ。

ちなみに、多摩動物公園には、照明が反射してしまって普通に見難い展示もいくつかある。これは改善して欲しい。

こんな感じで、僕が良く行く上野動物園や多摩動物公園のガラスに入っている生物の展示は、大抵が写真には収めにくい状態になっている。もっと広い展示スペースでガラスが無くて接近できる展示だと嬉しい・・・・技術的に無理なのかな？お互いが嫌う匂いでエリアを仕切って、違う種類同士を近づけさせないようにして、それを人間の顔付近の高さで展示して、その間を自由に移動できるようにするとか、そんな方法でガラス以外の仕切りで自然に似せて生き物が逃げ出さず人が近づける展示が出来れば嬉しい。今みたいにガラスで囲うなら、せめてガラスの泥はねだけでもこまめに掃除して欲しい。

こうやって動物園の水槽物で上手く撮影できる方法を見つけられないでいるから、水槽展示のオンパレードな水族館にはカメラを持って行っていない。

けど、とりあえず行ってみないと機材＆腕＆状況的に僕のような初心者でも撮影が可能なのかどうか分からないから、そろそろ水族館に行ってみる。近所がいいからサンシャイン水族館か、1時間圏内で新江ノ島水族館。

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