昨夜、8月21日の夜は、西の空に火星・土星・スピカが作る三角形と三日月が同時に見える地味な天体ショーを見ていた。

この三角形は、夏の大三角とは全く別のもの。見られる時間が日没の7時ごろで、しかも西の低い空にあるから、建物が密集している都会からは見るのが難しい。

上の写真を見ての通り、うちは住宅街だから東西に伸びる道路を利用して、星と自分との間に建つ建物からなるべく離れるようにして、三角形と三日月を一緒に見られる場所を探して何とか見られた。

月はどんどん沈んでいくからゆっくり見ている時間はなかった。また日の入り時で、まだ空がうっすら明るさが残り、星と月の明るさもまちまちだから写真にも収めにくい。

しかも三脚の高さが足りず、三脚にカメラをセットすると月が建物に隠れてしまって撮れない。仕方なしに、その三脚ごと手持ち撮影という状況。

写真左上にある三角形の三つの星のうち、左が火星、右が土星、下がおとめ座を形成する星の一つであるスピカ、そして写真右下に上弦の月の三日月。

この時の三日月はこんな感じ。

今日22日はまた違う配置で月と三角形が接近して見られたみたい。

この天体ショーはとても地味な上、見るのも撮るのも一苦労。それでも『あー、今、星見てる』っていう感じがして楽しい。ちゃんと見られなかった金星の太陽面通過よりは全然楽しめた。

久しぶりに楽しんだ天文ショー『火星・土星・スピカの三角形と三日月』だった。

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