今使っているヴィオロンの弦を止めたいので、新しい弦を見つけるため試しに一つ買ってみた。

Augustine（オーガスチン）のBlue。

今使っているオーガスチンの赤よりはテンションがある。赤が死んだ時ぐらいのテンション。でも音はまるで違う。こっちの青の方が上品。

どんな音がするかというと…

気に入った。

この録音は弦を張り替えて約4時間後に行ったもの。質とか減衰とか劣化具合とかはおいておいて、まずギターの新品の弦にありがちな低音弦のギャリンギャリンしたいかにも『張り替えました！ピチピチです！』っていう感じが、このオーガスチンの青にはなくて驚いた。

僕は普段ライブでは張り替えたばかりの弦は使わないし、レコーディングの時も死に弦で録音する。そっちの方が好きな音になるから。新しい弦のギャリンギャリンいう暴走した感じが嫌い。

このオーガスチンの青は張り替えた直後から、いつでも弾いてくれといわんばかりの落ち着きがある。とても好き。気に入った。

それに僕は高音域のナイロン弦の方の鳴りも好き。上品だけどちゃんと馴染んだ形で浮き出てくれる。ビッチビチというかパッキンパッキンというか、馴染まない状態で浮き出てくるのは嫌い。

でも、たぶんRegal Blueの方がもっとフィットするんじゃないかなぁ。そんな気がする。近いうちに買う。（サウンドハウスの方が安いことに気付いたのでそっちで!!ここにヴィオロン好きな人が居るのかもしれない、ギターショップでも置いてない場合がある弦が揃ってて頼もしい。）

なんだか自分が上手くなった気がしたよ。労せず突然上手くなった、ラッキーって(笑)。でも録音したものを聴いたら、特に変わったところはなかった…。

この弦に張り替えてから約10日後に録音したものが、このサイト内のMusicで試聴できるMoqueca!という曲。Moqueca!ではEQなどのエフェクトが掛かっているけど、一資料としてでも楽しんでくれると嬉しい。

また、こちらにはこの弦の二ヵ月後の状態を掲載しているから、そちらも合わせて読んで欲しい。

それにしても、年数が経ってからまた同じ弦を物色するのも面白い。昔このオーガスチンの青もチェックしたはずなんだ。弦という弦を片っ端から買いあさって試した時期があったから。でも、その頃とは弾き方も聴き方も全然違うから印象もまた違う。面白いな。お金かかるけど…。

ところで、昨日この弦を買いに行った時に知った。渋谷の道玄坂にあったヤマハ楽器店が潰れていた！びっくり！！僕は弦を買う時大量に買うせいもあって、まめに楽器店に行くことはないから、あぁ、びっくりしたよ…。

ヴィオロンの弦を始め録音機材や楽器や楽譜も買ったし、音楽仲間とよく行った思い出がある。無くなってしまってとても残念。

ヤマハのホームページを見たら、閉店のお知らせがあった。45年もやっていたらしい。お疲れ様！

今度から銀座店に行かないといけない。

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