とても久しぶりにメタルゾーンで音を出した。

メタルゾーン（BOSS Metal Zone MT-2）とは、ヘヴィーメタルやデスメタルなど、そっち系の音楽好きギターリストに好まれる歪んだサウンドを作り出すエフェクター。

僕は10代の頃によく使っていて、それ以来使わずにずっとしまってあった。去年久しぶりにひっぱりだして手入れだけはしたんだけど、音を出すまではしなかった。だからちゃんと音が出るのか心配なところはあったんだけど、昨日ふと思い立ってメタルゾーンを繋いでみたら、赤いランプが点灯して問題なくちゃんと音が出た。

例えばこんな音がする。まずは聴いてみて。

とりあえずメタゾー（メタルゾーン）出したらブイィィィンと歪ませたくなる。低音バッキングやソロ・リードプレイには良いけど、コードプレイにはあまり使わないサウンド（レコーディングで補助的に薄く裏に敷くためなら使う）。コードをかきならすとセミの鳴き声が溢れる森林に来たみたいな感覚になる。

機材の接続については、ちゃんと弦を張ってあるエレキギターがないから、ヤマハのクラシックギター、YAMAHA SLG-120NW（エレガットのサイレントギター）にメタルゾーンを繋いで、そこから DIGI003 Rack+ に入れている。

メタルゾーンのセッティングは下の写真の通り。

とても久しぶりにメタルゾーンで音を出した。

ハイ、ローを上げて、ミドルを抑え目に。メタルゾーンの設定は、適度に細かく設定できるから、音作りの事をよく分かってなくてもトグルをいじって気軽に変化を楽しめ、それなりに手ごたえを感じられるところが良い。

この試聴のためのサンプルサウンドにはボワンッとした箱鳴り感が無い。それはライン録りだからそうなる。僕はメタゾーのライン録りの音を初めて聴いたから、こんな音で録れるということは新しい発見だった。

ディストーション系のエフェクトをかけると、不要なノイズとの格闘にもなりやすいんだけど、これは思ったよりも全然ノイズが少なく綺麗に録れたから、素材として面白く使えそう。

例えばこんなふうに変わる。

こんな感じにも。

いろいろ遊んでみると面白い。

あれこれ細かく音作りを楽しむところまではやらなかったけど、この一個の音だけでも時間を忘れてヴィオロン（クラシックギター）をかき鳴らした。

すっごい久しぶりにピックを使ってみたんだけど、笑っちゃうぐらいヘタクソで、空振りしまくり、音が途切れ途切れ(笑)。スチール弦のエレキギターとは構造が違うとはいえ、あまりの下手さに笑っちゃったよ。

やっぱり常にやり続けていないと、感覚は鈍るものだ。

結局いつも通りフィンガーピッキングで演奏した。

僕が普段弾いている演奏の試聴はこちら。

今度はもうちょっとメタルゾーンでサウンドメイキングをやってみる。

サンプル・セッティングの試聴

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おまけ。

引き出しや押入れに眠っている、昔使っていた音楽機材がある人は、ちょっとひっぱりだしてみて欲しい。

なんとも言えない楽しさ、発見、驚きがあるし、初心に帰れて新鮮な感覚を味わえる。

僕はまだこの手のコンパクトエフェクターを持っているから、徐々にそれらも引っ張り出して遊ぶつもり。

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