多摩動物公園に行くと必ず目にする野鳥がいる。それが上の写真のアオサギ（蒼鷺）。

彼らはここで飼育されている動物じゃなくて、完全に野生。野良アオサギで、動物園内のペリカンらがいるところによく来ている。

目的はもちろんエサ。

ここは動物園。とんでもない事故でも起こらない限りは安定してオートで食事と水が供給される。しかも見たところ外敵はいない。カラスも近寄れず遠巻きで見るだけ。危険要素を排除してくれる人間という、これ以上無い便利なボディーガード付き。こんな夢のような楽園で、ペリカンたちのエサを横取りして快適ライフをおくっている。

そんな野鳥のアオサギを見ていて、この場所を餌場に選んで頭良いなーと感心していたけど、実はそれだけじゃなかった。

巣も動物園内にあった！

プールサイドのビュッフェの真ん中に家を建てるようなもんだ。寝たいときに寝て、暇つぶしにプールでジャブジャブ、お腹へったらご飯食べ放題・・・・。邪魔するヤツは・・・・いない。

僕はてっきり、ここらへんのアオサギは動物園の近くにねぐらを持っていて、エサを食べにやってくるのかと思っていた。だから、この巣を見てなお驚いた。

そんなわけで、コックとボディーガードがいる生活を簡単に手に入れられる多摩動物公園は、野鳥のアオサギの間では有名物件らしい。

満開の桜を楽しめる人気の集合住宅。

写真に写っている巣だけでも10個ぐらいある。この周辺の木にも複数の巣がポコポコ出来ている。

多摩動物公園はこんな感じで、アソサギがわんさかいる。鳥好きな僕としては野鳥を手軽に見ることが出来て嬉しいんだけど、動物園的には厄介者かもしれない。

ちなみに、上野動物園では野生のゴイサギがこんな状態になっている。巣まで作ってるかどうかは知らないけど、ペンギン舎に群がってペンギンのエサを横取りしている光景をよく見かける。

そういえば最近は上野動物園に行ってない。そろそろ行こう。ワオキツネザルとヒツジの赤ちゃんが生まれたらしい。

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