BLOG
ブログ

薄くて弱いブラジルの買い物袋

 
2012-07-21 10:00 Good(3) Comments(0)
in Brazil - ブラジル, How to - ハウツー
日本のビニール袋 - Japanese plastic bag
日本のビニール袋 - Japanese plastic bag

ブラジルで町中の商店やスーパーなどで買い物をする時、いつも不思議で仕方なく感じる物がある。

それがこれ。

買い物袋。

日本と同じようにビニール製の袋で、レジを通した後にそこに置いてあるビニール袋を取って、それに買った商品を自分で詰める。

初めて買い物をした時、ここでビックリする事が起きた。

買った物を適当にビニール袋に詰めて、その袋を持って店を出ると見る見る間に・・・・、

プニャァーーーーン・・・・

プチッ!!

ビニールの取っ手の部分が千切れた!!

そんなに重いものを詰め込んでいたわけじゃない。それに、日本のビニール袋だったら、袋に目いっぱい商品を詰め込んでパンパンになっても取っ手部分が切れることはないから、このあまりにも予想外な出来事には本当に驚いた。

このブラジルの弱いビニール袋は、例えば、缶ビール10本ほど入れたら絶対にアウト。プチッていく。

そんな感じ。

だからブラジルの商店で買い物をした客は、必ずビニール袋を二重三重に重ねて、そこに買った商品を入れて持って帰る。

必ず2,3枚重ねる。

重ねる・・・・

重ねるんだよ・・・

・・

だったら最初から丈夫な一枚を作ってよ!

買い物をする度にそう思っていた。

それと同時に、日本のビニール袋は丈夫で本当に凄いということも改めて感心した。最初からあるもので当たり前に使っているから、ブラジル生活でこんな体験をするまでは全く意識したことがなかった。

本当に日本の製品は凄いよ。


ビニール製の買い物袋って、袋の一部分に商品の角が当たって裂けたり穴が開いたりする分にはあまり困らないけど、ブラジルのビニール袋みたいに手で持つ部分が引きちぎれると、どうしようもなく困るんだよ(笑)。

持つ部分が無くなるから、代わりに袋の上の方を指で持ってみるんだけど、そもそも袋全体が薄くて弱いから、今度は指で持った部分が伸びてそこが千切れる。

大きな商品だけが入っている場合は、それごと抱えて持って帰れるからまだいいけど、もし果物や日用品などこまごました物ばかりだったら大変。

不意にビニール袋が破けて荷物を落としたら散らばってしまう。僕が住んでいたバイーアの家の前みたいに長い坂道だったりしたらもう・・・・。

笑って楽しむしかない。


ブラジルの商店に常備してあるビニール袋が弱いのはなぜだろう?技術的に作れないってわけじゃないような気はする。

丈夫な一枚を作れば、買い物客が使うビニール袋の枚数が単純計算で1/3から1/2に減るはずだし、袋を重ねている時間を短縮できてレジの混雑の解消にも繋がるんだからやらない手はない。

だけど、無料で何枚でも手に入る状態の買い物袋が『丈夫なビニール袋』だったらどうなるか?

使い勝手が良い、長持ちする、何かに使えそうだということで、客達は使わない分までバカスカ持って帰ってしまい、弱いビニール袋の時よりも消費量が何倍にも膨らんでしまうかもしれない。

大量に持って帰って、又は奪って、路上で観光客に売る奴まで出てきそう。

とてもそんな気がする。

どんな理由があってかは分からないけど、ブラジルの店に置いてあるビニール製の買い物袋はとても弱い。

ブラジルで買い物をする時は一度その場で持ってみて、家に着くまで破れないかどうかを確かめてから店を後にしたほうがいい。

ブラジルへ行ったらこんな事も体験して楽しんで欲しい。


ブラジルの食料品店での買い物は楽



チャック付きポリ袋 1号 7×5cm 30枚入
Amazonで見てみる
朝からブラジル!
Amazonで見てみる

おまけ。

弱くて薄いビニール袋にも良いところはある。

日本のビニール袋みたいに丈夫だと、とても重たいものを入れた状態で長く持っていると、指先の血が止まって指が痛くなる。

だけど、ブラジルのビニール袋はそうなる前に切れて落ちる。

体に優しい。

それがブラジルのビニール袋。


おまけ2。

先日やったムケカ祭りのための買出しで、ブラジル食材を売っている五反田のキョウダイマーケットに行ったとき、店員がレジで商品を袋に詰めてくれている時に、このブラジルの弱いビニール袋を思い出して、ここのビニール袋も弱いのかどうか気になりながら見ていた。

商品がいっぱい詰まったビニール袋をちょっとワクワクドキドキしながら持ったら、日本の店にあるのと同じ強いビニール袋だったから安心した。

ブラジルの食材を取り扱っていても、ビニール袋は日本式だったり、レジの人が商品を丁寧に袋に詰めてくれたりと、異国の商品を専門に扱う店で、店舗が建っている地域の習慣に倣っている事を発見すると、工夫や気遣いが見えて感心する。

ブラジルでは、品数が少ないとレジの人がチャチャッと詰めてくれたりするけど、基本的にはレジを通した商品は順次レジ台と繋がっている台の上を横滑りに流されていき、そこで自分でどんどん袋に詰めていくシステム。

だから、袋に詰める作業をモタモタやっていると後ろのお客さんの商品とごっちゃになってしまうこともあるし、レジが混むから急がないといけない。

そんな中で、袋を2,3枚重ねないといけないんだよ。

しかも日本みたいに、濡れタオルが置いてあるわけじゃないから、手が乾燥しているとビニール袋を開けにくくて一層焦る。

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。
3
このエントリーをはてなブックマークに追加
Sponsored Links

Leave a Comment - コメントを書く

Name(required) - Nome(obrigatório) - お名前(必須)
Email(required, will not be published) - Email(obrigatório, não será publicado) - メールアドレス(必須、非公開)
URL - ウェブサイトURL
Comment - Comentário - コメント

Type the code from the image. - Digite o código exatamente como na imagem abaixo. - 下の画像の英数字を入力してから【確認】ボタンを押して下さい。

オリジナル曲弾き語り



Sponsored Links
Recent Comments
最新のコメント
  • そる: 初めまして。随分前の記事にいきなりのコメント投入、失礼します...


  • Laura Mendel: Dear Sir,Your crow pictures ar...


  • masahiro: この記事わかりやすくてとても参考になりました。一週間ほど前か...


  • Kaaatsu: はじめまして。ペンタQから60D入手の流れが自分と一緒で、嬉...


  • SeikoSaizan: はじめまして。お世話になります。スナップ撮りを中心にPENT...


  • bamboo: 写真入り助かります!!


  • 田中敏充: 初めまして。私もQを使っていまして、画質などに関する感想は主...


  • cyclops: ほかの関連する記事も見ましたが、とても参考になりました。


  • 白井賢人: はじめまして。凄く楽しい写真ありがとうございます。2012年...


  • 白井賢人: ムケカは二回、渋谷で食べたことがあります。トゥッカーノという...


Sponsored Links