ナミアゲハの観察2、今日で孵化から14日目、産卵から18日目。

昨日からずっと同じ場所で動かなくなり、体の色が黒褐色から濁った緑色に徐々に変わってきて、今朝、4回目の脱皮をして緑色の5齢幼虫（終齢幼虫）になった。

今日、孵化から14日目の様子。（7月17日）

今日の体長は、24mm

今回運良く、体の色が大きく変わる4回目の脱皮を最初から見ることが出来た。

脱皮行動に出る数十分前あたりから、体が波打つようにモゾモゾし始める。

いよいよ脱皮開始！という時になると、頭を前方に思いっきり伸ばして、古い皮を頭部から突き破る。

全身の蛇腹運動で少しずつ皮をお尻の方へ下げていくように脱いでいく。幼虫自身はほんのちょっと前に動くだけで、大きくはいずって出るという感じではない。

最後は、お尻をプイッと上げて脱皮完了！

この後30分から50分ぐらい休んで、脱いだ古い皮を食べる。5分ぐらいで跡形もなく綺麗に食べつくす。脱いだ皮は大事なタンパク源なんだろう。

皮を食べ終わると、またしばらく動かなくなる。

昨日から体の大きさは変わってないけど、今日沢山食べて明日の朝にはびっくりするほど大きくなっているはず。

例えば昨日この観察中の個体より4日後に産まれたのに追い越して終齢幼虫になった個体は、昨日25mmだったのが今朝37mmになっていて、約12mmも伸びていた。

だからきっと観察中のこの個体も、明日には更に大きくなっているだろうから、とても楽しみ。

このあたりがナミアゲハの幼虫の成長の折り返し地点。順調に羽化まで成長できるとすると、あと2週間程度の付き合いになる。

鳥や寄生虫にやられないことを願いつつ、今後の成長を見守る。

孵化から20日目

ナミアゲハの観察2 : 番外編

孵化から13日目

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おまけ。

食べるのに夢中になっていると、こういう状態にもなる。落下して自滅する場合もあるのもうなずける。

おまけ２。

ほぼ全ての幼虫が暮らしているサイパンレモンの木では、今日新たに4匹の幼虫が終齢幼虫になり、また他の幼虫たちも成長しているので、木が賑やかになってこんな交通渋滞も起きる。

おまけ３。

一昨日のムケカ祭りの時にも、ナミアゲハが飛んできて産卵していった。5,6個産みつけられている卵を見つけたんだけど、次の日に見たら、卵が産み付けられていた新芽ごと他の幼虫に食べられてなくなっていた。

おそらく知らず知らずのうちに共食いになっていたんだろう。今朝もまた食べられそうになっている卵を見つけたから、葉っぱごと卵を取って保護した。

4日ほどで孵化するだろうから、孵化したらサイパンレモンの木に放す。

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