最近、ちょこちょこと日本の街中を観光している。電車で小一時間程度の範囲の観光だけど、気持ちの持ちよう一つでとても楽しめる。

『近所だ。地元だ。』とか思っちゃうと感覚が閉じちゃうけど、『初めて来る。観光だ。』と思うと、本当にいろいろ新鮮に感じられて楽しめる。

その土地の言語（日本語）はとても達者に話せるし、ひらがな、カタカナ、漢字と、文字も読めて理解できる。だからとてもスムーズに観光できるし、観光することに集中できる。

そんな中、『そりゃないだろ・・・』と思うことがある。

家から自転車で行ける距離にありながら、今まで一度も行ったことがなかった井の頭自然文化園に行ってきた。井の頭公園に隣接している。

今まで一度も行かなかったのは、パッとしなかったから。上野動物園ならパンダやハシビロコウ、多摩動物公園ならライオンやコアラやユキヒョウや昆虫園や木々が生い茂る立地条件、円山動物園ならホッキョクグマや鷹匠体験みたいに、『これっ！』っていう実質的な何かと気合みたいな物がドーンと飛び込んでこなかったから、あまり行ってみようという気になれなかった。

それで、いざ行ってみると・・・。

多摩動物公園の昆虫園にはチャムネエメラルドハチドリというハチドリがいる。僕はハチドリが好きだから探して見てるんだけど、園内で周りのお客さんたちを見ていると、ハチドリが居ることに気付かずに昆虫園を出て行ってしまう人がいる。園内いっぱいに飛び回る沢山の蝶々を見て満足してそのまま出て行くという感じ。

ここの蝶々の見せ方は凄い。昆虫園に入って沢山の蝶々が飛び回る様子を見たら感動するし、それで十分満足もする。だからその他の生き物には気付かなくて、花に止まっている蝶々を見ていたら、近くに居たバッタに気付くか、バッタ区画でバッタに気付くという程度。

園内の所々にある動物の説明などの立て看板等をよく見ている人は、ナナフシやハチドリも居ることを知って注意するけど、大して見ない人もいるし、家族連れだと子供の世話で忙しくて読んでいられない人もいて、気付かずに出て行ってしまったり、気付いても探している時間がなくて出て行ってしまう感じ。

ハチドリはたぶん４羽ぐらい居て、それぞれ縄張りを持っていて、そこを中心に休んでいたり食事をしていることが多いので、ポイントを知っていると簡単に見つけられる。

そのハチドリを観察できるポイントを書くので、自力で探すのが好きだったり、その他諸理由で知りたくないという人は、これ以降読んではいけないよ。

世の中、自分の都合の良いように安全には出来ていない。基本的に自分の家以外の空間は自分のテリトリーではないから、周囲の状況に気を配って行動する必要がある。

比較的安全な日本とはいえ、これは動物的にも人間的にも当たり前のこと。

その注意しなければいけない事の一つが、『ひったくり』への対策。

海外旅行へ行くと大抵はちゃんと気をつけているのに、日本ではそうしない人がとても多い。『日本では大丈夫』と安心しきっている様子。

でも現実はそうじゃない。日本国内でも引ったくり事件は起きている。特に多いのは大阪らしいけど、東京の世田谷区のうちの近所でも起きている。

東京都にある多摩動物公園に行ってきた！

初めて行った。とても楽しかった。

東京といっても田舎にあるから、動物を見に行くだけじゃなく、森林浴や紅葉を楽しむこともできる。動物園じゃなく、動物公園という場所。

僕は暑いところが好きだから、まず真っ先に向かったのはここ。

既に東京では銀杏の実は全て落ちている時期。僕は今年も世田谷区にある砧公園で銀杏拾いをした。そこは既に拾われていて、銀杏は残っていない。

銀杏拾いというイベントは人気の場所ほど本当に期間が短い。あまり人気がなくても、この時期だからもうどこの銀杏の木もおしまいだろうと思っていたら、そんなことはなかった。拾われない所というのは徹底して拾われないみたい。

昨日、東京都内にある上野動物園でPENTAX Qの練習をした帰りに、歩いていて偶然見つけた銀杏拾いの穴場スポットはここ。

日本人はよく笑う。楽しい時や挨拶の時に笑顔を見せるのに加えて、普通に意見を述べている時や断る時にまで笑顔を見せる。日本国内では照れ、体裁悪い、そんな意味合いの笑顔だと理解してくれるからあまり問題無いけど、ブラジルではそうは取られない。

ブラジル人も勿論笑う。楽しい時に笑うし、挨拶の時も微笑む。だけど、自分の意見を伝えている時、断る時は笑顔にはならない。自分の意見を相手に伝える事に集中してしっかりと物を言うし、要らない物は要らないと断る意思をはっきりと伝える。

笑顔は、基本的に楽しい時、気分が良い時に見せるもの。日本人の笑顔はこの範囲を大きく超えてしまっているので、ブラジルその他いくつかの地域では日本人が理解するようには理解されずトラブルの原因になる。

昨日の東京は朝から強風だった。前日に天気予報を見ていて、風が強くなるとわかってから決めていた。銀杏を拾いにいく！

砧公園の鈴なりだった銀杏はこの強風で落ちるだろうと思ったから、午前中、まだ強風があって時々雨が降る天気の中、砧公園に向かった。風が止んでからだと、他の人に先を越されると思ったから、雨に濡れるのは全然ＯＫという気で行った。

砧公園に着いて、とりあえず近いイチョウの木へ行った。

海外へ旅行に行くと、分からないことだらけ。その中でも現地の物価というのは、ある程度住んでいないとなかなか掴めない。

例えばブラジルでいうと、牛肉は安いけど豚肉は高い、食費はあまり掛からないけど、生活用品のタオル類が高いなどがある。

ちなみに、色々な品物同士の物価の差と生活スタイルが日本とは違うから、一概に『物価ってどうなの？』なんてドデカい質問されても答えようがない(笑)。だからとりあえず『ブラジルでは牛肉食ってりゃ金かかんないよ』とは言っている。

もう一つブラジルでいうと、日本産のゲーム機も日本より高い。日本の価格の1.8倍ぐらいする。

現地の物価が掴めないと、そこでの金銭感覚も育たない。そういう時は一旦日本円に換算して考える事がある。これは良い。

けど、場合によっては良くない。

昨日は口内炎のせいで首の付け根から目、頭、後頭部にかけて首から上の右半分全体に痛みが出てイライラ度MAXになって、ヴィオロンの練習も集中できなかったから散歩に出かけた。薬を付けた時は良かったんだけど、その後すぐに頭とか痛くなってきて困った。こういう時は思い切ってやることすっぽかしてどっか行く。一箇所に居るより体を動かして移動した方がイライラを解消できる。

この日は最高気温23度で晴れ。半そでで歩いていると汗ばむぐらいの穏やかな日だった。

とりあえず多少なりとも緑があるところに行きたいから、砧公園を目指すことにした。砧公園とは日本の東京都の世田谷区にある大きな公園。ジョギングしに行く時みたいに最短距離で行くんじゃなくて、この日は少し遠回りをして散策することにした。

仙川へ。