BLOG
ブログ

ブラジルに行く時に持っていった方が良い物

 
2012-10-06 10:24 Good(31) Comments(0)
in Brazil - ブラジル, How to - ハウツー
バックパック - Backpacks
バックパック - Backpacks

ブラジルに居る時、日本では日常的にある物があったらいいなぁと思うことがある。日本は物が溢れかえってる便利な国なんだよホントに。

だけど、日本では簡単に手に入るものが、ブラジルでは無かったり入手困難だったり値段が高かったりして思うように手に入れられない物がある。

ブラジルでこれがあると便利!楽しい!っていう物を紹介する。

ポケットティッシュ

日本の街中で無料で毎日毎日配ってるあれ。受け取らない人が殆どだけど、あのポケットティッシュ、ブラジルには無い。

日本の家庭に常設してあるサイズのティッシュも無い。近いものはまれに見かけるんだけど、そもそも日本にあるようなティッシュを常備しておくような文化じゃないから普及してないんだろう。

あったら絶対便利なのに。

でも森林伐採が加速するから流行らなくていい。

ということで、日本の街頭でうんざりするほど配っているポケットティッシュ、ブラジルに限らず海外へ行く際には路上で貰っていくつか溜めて持って行くと便利。

また、現地に日系の友人がいる際は、お土産として持っていってあげると喜ぶと思う。お金が掛からない素敵なお土産だよ。


ミニビニール袋

チャック付きポリ袋 1号 7×5cm 30枚入
Amazonで見てみる

5センチ×7センチ程度の小さなビニール袋を何枚か持って行くと、いろいろ用途があって便利。

洗剤、シャンプー、リンスなどの消耗品を入れておく。

お金を入れておく。直接靴下の中に隠してもいいけど、こうやってビニール袋に入れた方が清潔でお札も汚れなくて良い。


その他ちょっとしたものを入れておきたい時にはとても助かる。

バックパッカーの間では必需品みたいだよ。僕はバックパッカーから教わった。


内ポケット

ブラジルでは危険な場所が当たり前にある(危険な場所と安全な場所がはっきりしてるし、その他いろいろ見分けやすいから、慣れれば日本より安全に感じる)。強盗やひったくりなんて何度も見かけたり聞いたりするし、夜な夜な『助けてー!!!!』とか悲鳴が聞こえることもあるぐらいだから、自己防衛の手段は色々と考えておいた方が良い。

現地人もよくやるのが、お金を小分けにして持つこと。

例えば、所持金の半分は右のポケットに、残り半分は靴下の中に、という感じ。

大金を持っているバスの乗務員は靴下に隠してる。靴下に隠すのは効果的だよ。

僕が強盗に遭った時もそうだったけど、やっぱり強盗犯も焦ってるんだよ。一刻も早く事を済ませてその場を立ち去りたいんだ。

だから、手早くポケットは全部まさぐるけど、足元まではいちいちチェックしない。

それを見越して、被害に遭っても所持金がゼロにならないように、お金を小分けにする。

小分けにする場所は多い方がいい。そのためにズボンの内側にポケットを縫い付けておくと良い。

ベルトがくる辺りの内側に、お札を折りたたんで入れておけるぐらいの小さな隠しポケットがあると安心。

外から見えるポケットは全部調べられるから、そこに入れておくお金は上げてもいいものとして小額にしておく。

例えば僕は、左右のポケットに小額入れて(バス代など)、お尻のポケットに獲られても良いぐらいの小額のお札(いわゆるトカゲの尻尾)、自作の内ポケットにお札、靴の中敷の下か靴下の中にお札、というのが外出する時の基本スタイル。

これだけ小分けにしておけば、全部獲られるってことはまずない。遠出してる時に所持金がゼロになったら本当に困るから、こうやって所持金を小分けにしておくと安心なんだ。

『見せサイフ』を持ってる人もいる。安っぽい布製の捨ててもいいぐらいの小銭入れに小額入れて持ち歩き、いざという時はこれを渡して難を逃れる。これも効果的。

カーニバルやライブ会場やその他人が大勢集まるイベント会場では、混雑に紛れて堂々と観光客のポケットを荒々しくまさぐってくる奴が大勢いるから、そういう場所へ行く際にはポケットには何も入れちゃダメ。いくら入れてもきりが無いから(笑)。


南京錠

SANWA SUPPLY SLE-5L eセキュリティ(ダイヤル錠小)
Amazonで見てみる

南京錠やチェーンタイプの錠前をいくつか持って行くこと。これ絶対!

使い道は、自分のバッグのポケット、宿泊先の部屋での自分用の棚などを施錠する。


まず普通のスーツケースならダイヤル式の鍵が付いているからいいんだけど、バックパックのようなリュックやカバンだと、チャックや紐で口を閉じる物が多い。

これだと『どうぞ中身を持っていって下さい』と言ってるような物で、空港やバスやホテルで自分の荷物が自分の目から離れる状況では、中身を盗難に遭いやすい。

バックパックの小さいポケット全部に南京錠を掛ける。上手にやると複数のポケットを1個の南京錠で施錠できるから、自分のバッグの構造を見て、荷物の入れ方を工夫する。

写真 バックパック南京錠しめた状態
ELECOM ESL-3(ノートパソコン&マウスセキュリティロック)
Amazonで見てみる

それと、宿泊先の棚などがあってそれを使う場合、外出時にそこに鍵を掛けられるようにと、荷物をどこかの支柱に絡めておけるように、チェーンタイプの鍵があると便利。


場所にもよるけど、ブラジルの貧困層の人たちは、穴があれば入るし、壁があればよじ登る。彼等のハングリーさと身体能力と常識を日本的価値観で判断してはいけない。

『家の中の棚を施錠する』なんて、日本人からすると斬新でしょう。でも実際に現地で生活していると、不思議でも何でもなくなる。

気の良い日本人がやってしまいがちなのが、知り合いの家だからと油断すること。

知り合いの家に泊めてもらうっていうのは、慣れない現地での生活ではとても頼もしいものだし、家に泊める行為っていうのは、そもそもお互いの信頼があってのものと思いがち。すると、

『自分も相手を信頼している。だから鍵を掛けない。』

となる。これがズレてる考え。

親切と信頼をごっちゃにしてはいけない。

相手を信頼することはとても素晴らしいこと。だけど積み重ねの無い信頼なんてあるわけないし、また信頼があるからといって自己防衛を怠るのは全く違う。

そこは別の話だから切り離して考えて、最低限やらなければいけない事はしっかりやるようにする。

また、信頼する行為が、そもそも相手を頼りたいという自分の弱さから来ている場合もある。そういう状況では、相手も自分と同じぐらい自分を信頼していると一方的に決め付けてしまい、相手との温度差に気づけなくなるから、しっかりと自分の状態を確認することが大切。

そういう知人友人関係の家の中での盗難や金目当ての軟禁なんていうのは実際に聞くんだけど、そういう目に遭った日本人は『信頼していただけにショック』と言う。

だけど、文化が違う。

ブラジルは日本じゃない。文化が違う、考え方、捉え方、状況、全て違う。重なる部分もあるが、全てが重なることはない。

日本では裏切りと捉えられる事も、ブラジルでは知的と捉えられる事もある。

そういう不一致な部分が全ての事にあり、それを明確に気づけずに一方的な解釈をしてしまうことで、日本では考えにくい事象を発生させてしまう。

『ブラジルでは友人をトラだと思え』

仲の良い友人であっても、油断すると食いつかれる。

自分を守るための行動は自分でやること。他人を頼ってはいけない。これが基本。

その一つとして、鍵をかける。

最低でも荷物に掛ける分だけは、南京錠は絶対に持っていって欲しい。


浮き輪

浮輪100cmブルーハイビスカス
Amazonで見てみる

例えばリオのコパカバーナのビーチやバイーアのバーハやイタポアンのビーチなど、海で遊ぶことを考えているなら、浮き輪を持って行くことを勧める。

ブラジルの海は基本的に遊泳禁止で、現地人もあまり入らない。なぜなら引き波が強いから。死にかけた人もいるし、僕も死にかけた。本当に戻れないほど引きと巻き込みが強い。

ブラジルのビーチの光景は、日本の海水浴場の光景とは違う。ビーチに行くっていうと、砂浜で日光浴がメイン。海へ入る場合は、波打ち際で足を濡らす程度。

でもたまに沖まで行きたくなるんだよ。そういう時にあると楽しいのがこの浮き輪。浮き輪があるとプカプカ浮いて遊んでいられる。波に飲まれることもない。

ただ場所によっては、海岸から沖へ離れて行く潮の流れもあるから、プカプカその場で浮いているつもりが、100メートル、200メートルと気づかないうちに流されている事もあって危険。陸地を見て自分の位置をしっかりと把握していることが大切。


浮き輪があると絶対楽しいのに、ブラジルでは売ってるところを見たことが無いし、ビーチに浮き輪を持ってきている人を見たこともない。

そんな中、僕は大きな輪っか状の浮き輪を持っていくと、やっぱり注目の的だよ。

『なんか面白そうな物持ってるぞ』って目でみんなこっちを見る。

それで浮き輪に乗って沖までプカプカ浮いていくんだ。楽しいよ。

イガラシ エアーステップBB型 フットポンプ 日本製
Amazonで見てみる

できれば空気入れも忘れずに。

帰る時は邪魔だから、ビーチに居る現地人にでも上げればいい。



ミニ炊飯ジャー

これ1台で簡単・節約・自炊!HOTデシュラン(ホットデシュラン)
Amazonで見てみる

ブラジルに何ヶ月か滞在するなら、1合前後の量を炊けるミニ炊飯器があるととても便利。

ブラジルで自炊する際、日本人だと鍋で米を炊くのが一般的。鍋で米を炊くのは簡単なんだけど、毎日、毎食となるとだんだん面倒になってくる。それに、たまにコゲたりして鍋にこびりつくと洗うのも大変だし、何気に鍋の内側に付いて食べられない米が多くて無駄にしていて勿体無い。


そこで小さい炊飯ジャーがあるといいなぁとつくづく感じる。

タイマーで炊いておけるし、保温できるし、ということで自分の時間を有効に使う面でも役に立つ。

ミニサイズの炊飯器ならスーツケースに入れて持っていけるから、入りそうなら炊飯器を持ち物リストに入れることを勧める。

帰宅時間に合わせてご飯が炊けるようにできるって本当に素晴らしいことだよ。


食洗客用箸 旅うさぎ5P
Amazonで見てみる

ブラジルには日本から移民した人たちが多く、日本文化も抵抗無く知られているし、文化、思想などは好意的に興味を持たれているから、街中でも日本食材店や日本・アジアの雑貨を扱う店もある。

そういう所で箸を買うことは出来るんだけど、箸を買うためにそんな店を探して行くのは面倒だし、店が無い地域だってあるし、箸ぐらいなら日本から持っていった方がスムーズ。

箸じゃないと飯食えない!っていう人は、日本で安い箸でも買って持っていって欲しい。

友人宅でお世話になるのなら、こういう安い箸をまとめて買っていって、日本の箸文化を話題にしながらの食事も楽しいだろう。



タオル

ブラジルは日本に比べて物価が安いんだけど、『物価が安い』って言い方はとても乱暴。概ね日常生活に掛かるお金が少なくて済むということであって、全部が全部安いわけじゃない。

その一つがタオル。

なぜだろう?なぜかタオルが高い。

現地の金銭感覚になると買うのに躊躇する。洗顔用のタオルと体を拭くバスタオルは日本から持参することを勧める。



以上がブラジルであったらいいなと思う物。あえて何も持っていかず、痛い目に遭ったり苦労したりしてブラジルスタイルを体験したり、日本のありがたみや自分の贅沢だった生活を思い知るのもいいけど、身の危険だけは十分気をつけてブラジルを楽しんで欲しい。

ブラジルを楽しめ!

↓【ネットラジオ】ブラジルの話もちょこっと。




それでも南京錠だけは持っていった方がいいよ。くどいようだけど。空港で貴重品やカメラだけ抜き取られたら悲惨だから。

SANWA SUPPLY SLE-2L-1 eセキュリティ(南京錠小・鍵No.1)
Amazonで見てみる

海外旅行へ行く前の心の準備

この記事を気に入ったら下の【Good】ボタンを押そう。
31
このエントリーをはてなブックマークに追加
Sponsored Links

Leave a Comment - コメントを書く

Name(required) - Nome(obrigatório) - お名前(必須)
Email(required, will not be published) - Email(obrigatório, não será publicado) - メールアドレス(必須、非公開)
URL - ウェブサイトURL
Comment - Comentário - コメント

Type the code from the image. - Digite o código exatamente como na imagem abaixo. - 下の画像の英数字を入力してから【確認】ボタンを押して下さい。

オリジナル曲弾き語り



Sponsored Links
Recent Comments
最新のコメント
  • そる: 初めまして。随分前の記事にいきなりのコメント投入、失礼します...


  • Laura Mendel: Dear Sir,Your crow pictures ar...


  • masahiro: この記事わかりやすくてとても参考になりました。一週間ほど前か...


  • Kaaatsu: はじめまして。ペンタQから60D入手の流れが自分と一緒で、嬉...


  • SeikoSaizan: はじめまして。お世話になります。スナップ撮りを中心にPENT...


  • bamboo: 写真入り助かります!!


  • 田中敏充: 初めまして。私もQを使っていまして、画質などに関する感想は主...


  • cyclops: ほかの関連する記事も見ましたが、とても参考になりました。


  • 白井賢人: はじめまして。凄く楽しい写真ありがとうございます。2012年...


  • 白井賢人: ムケカは二回、渋谷で食べたことがあります。トゥッカーノという...


Sponsored Links