2014年6月にブラジルで開催されるサッカーワールドカップにて、日本代表を応援しにブラジルまで足を運ぶ人がいると思う。

そういう人の中には、ブラジルに行くのは初めてという人がいるかもしれない。そんな人のために、ブラジルでなるべく安全になるべくスムーズに行動できて楽しい観戦旅行ができるように、今のうちに日本で準備できることを書く。

体を大きくする

いっぱい食べて筋トレして少しでも体を大きくしておくと強盗から狙われにくくなるよ。

デカかろう強かろうな世界だから。

無理のない範囲で一ヶ月5,6キロぐらいを目安に巨大化していくといいかも。

日本人の感覚で見て「いかつい格好」をしても意味がない。日本だとこれで周りからは怖そう、強そう、ヤバそう、なんて見られるけど、ブラジルではこれは全く意味がない。格好だけのハッタリは通用しないんだ。

そんな格好してても「動物的に弱いな」とすぐに見抜かれるんだよ。強い生き物か弱い生き物かを見抜く感覚はホントに凄い。感心する。

女性は、ブラジルでは（日本人の感覚で見ると）太っている方がモテるから、やっぱりぽっちゃり（ぽっちゃり通り越してデブになったぐらい）して行った方が楽しいかもしれない。

モテないよりモテた方が楽しいでしょう。

声を大きくする

いつもより少しばかり声を張ってはっきり大きくしゃべるようにして（語尾をあやふやにしない、尻すぼみしない）、喉を慣れさせてそれが当たり前の状態になるようにしておくといいよ。

声っていうのは動物が生き残る上でとても役立つスキル。意思を伝える、威圧する、助けを呼ぶなど、いろいろ役に立つ。

ブラジルで強引に荷物を運んで金をせびろうとする奴や（特に空港、到着ロビーに出た直後に彼等にたかられると思う）、街中での物売り等に対して、はっきりと「必要ない！いらない！」と断る、伝えることが、ブラジルでの行動をよりスムーズにするために役に立つ。

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目を見て話す

人と接する時は必ず相手の目を見て話す。これが鉄則で、これは自分の身を守ることにも繋がっているから、普段から目を見て話すことに慣れるようにしておく。

慣れない人が突然やると不自然だから。例えば日本のスーパーのレジの新人バイトの若者がお客さんの目を無理矢理見る姿は、やりとりの状況や体の動きと連動してないで眼差しだけこっちに向けてくるからちょっと差し迫ってくるような怖さがある。

その不自然さを通り越して慣れて自然に出来るようになるわけだから、今のうちから練習しておくといいよ。

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手振り身振りを交えて話す

口だけパクパク動かしているよりも、手振り身振りを交えて話した方がよく伝わる。特に言語が違う者同士で意思疎通をはかろうとするならなおさら。

胸元で両手をチョコチョコと動かす程度からでいいから、話すのと同時に体を動かす、ということに慣れておく。

ワールドカップ観戦に行く人の多くはブラジルポルトガル語に明るくないと思うから、とにかく体を動かしながらしゃべるといいよ。

分かりやすく表現したモン勝ち。

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照れ笑い禁止

何かを要求してきた相手に対して断る時に軽い笑顔になる人が日本人にはとても多いんだけど、ブラジルではこれはホントに誤解されてしかも身の危険を招くことにもなって危ないからやめて欲しい。

「笑顔」なんだから「その気があるのかな」って受取られ、どんどん迫られる。

「迫られる」という言葉には、「荷物を持たれる（高額チップを請求される）」や「買わされる」や「強盗される」や「襲われる」など、拒否したい事柄を全て当てはめて受け取って欲しい。

「真顔でノーと言ったら角が立って逆に危険を招くのでは？」と思うのも日本でなら分かるんだけど、ブラジルではそれはまずない。だから安心してしっかりと自分の意思表示を、相手に伝えることに集中することが大切。

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50メートル歩く毎に後ろを振り返る癖を付ける

街中で強盗たちに目を付けられると、後ろからスーっと近づいて取り囲んでくる。そうなるともう逃げられないから、そうなる前に察知して安全な場所へ移動する。

外を歩く時は常に後ろに注意して、後ろを振り返って確認する癖をつけておくといいよ。

ついでに、背後から車、バイク、自転車、こういうのが来た音が聞こえた時も振り返って確認する。

というのも、日本では歩行者優先の意識が強いけど、ブラジルでは強い者（物）が強いという意識だから、細い道だと車やバイクが歩行者をかすめていくこともある。

こうやって車両と人がぶつかっても、運転手の方が「（車が傷ついたじゃねーか！）ふざけんな！気をつけろ！！」と怒鳴りながら走り去っていくこともある。

ちなみに僕もひき逃げされながら怒られた経験を持っているが、僕よりも先にブラジル経験がある人に「まあ、いつものことだよ」みたいなことを言われた。

体に大きな損傷がない程度のひき逃げなら、「無事でラッキー」と思って楽しんだ方がいい。

100メートル先の人を観察する癖を付ける

100メートル先の人を常にチェックしながら歩くといいよ。どんな顔しているか、どんな服装か、何歳ぐらいか、などなど観察。

で、ブラジルに行ったら、「自分に害を及ぼしそうな奴かどうか」を見極めるためにそのスキルを使う。

例えば、上半身裸で裸足でこっちを見てる若者や、こちらを見て明らかに行動が変わったような奴なんかを見分ける。

危ない奴がいる場合、なるべく早く発見できた方が道を変えるなどしてトラブルにまきこまれずに済むから。

なるべく早く人物を見分けるっていうのはホントに大切だよ。

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早く歩く

早く歩くと安全、ゆっくり歩くと危険、というわけじゃないけど、何かと歩く力、持久力が必要になるから、普段から早足を心がけて足を鍛えておいたほうがいい。

特にブラジルではビーチサンダルで移動することが多い。それに加え、例えばサルバドールのように石ころを敷き詰めた道でしかも坂道が多い町並みだと、普通に歩くだけで足にくる。

地味でボロいスニーカーで行くのがオススメ。

光らない物に買い換える

腕時計や髪留めやメガネなど、身につけるもので金色や銀色で光る色のものは、光らない色やゴム製の物に買い換えて、それを持って行った方がいい。

「日本人が身につけていて、しかも光ってる」となると、それだけで高価な物と思われて狙われやすい。

例えば金属製の腕時計だったら、安いゴムベルトの腕時計に変えるなど。

身の回りのものは盗られても良いもの（お金以上の価値が無い物）で揃えておくといいよ。

外でウダウダしない

特に目的もなく屋外でブラブラするのはあまりオススメできない。外に出る時は、必ず目的を持って行動するようにする。

やってしまいがちな危ない行動は、観光客同士で外で待ち合わせをして、全員集まるまで何となくそのへんでしゃべりながらウダウダする事。また、乗るバスが分からなくてウロウロしてしまうなど。

特に夜、バーに飲みに行くとか、ショーを観に行くとか、そういう時は必ずホテルのロビーなど屋内で待ち合わせた方がいい。

目的があるから今から外に出る、というように動く感覚に慣れておくのがいい。

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荷物を歩道側（壁側）に持つ癖を付ける

ひったくり対策として、道の左側を歩いているなら手荷物を左手に、右側を歩いているなら右手に、というように常に壁側の手で荷物を持つ癖をつけておくといいよ。

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口論になったら絶対に萎えるな！！

これを日本社会でやると一人ぼっちになってしまう危険があるから、今のうちに日本国内で練習することをあまりオススメはしないんだけど、単純にブラジルでの安全を考えるとこういう心構えは持っておいて欲しい。

争いになった場合、倫理的に、通念的に、法的にどうこうよりも、

萎えた方が負け。

とにかくこれ。争いだけでなく、物を買う時の交渉でもこれが大事。

ブラジル人はとにかく饒舌な人が多い。コミュニケーションの場において頭の回転が物凄く速いから、切り替えしが早く言葉多く返されて、大抵の日本人なら「わかった、わかった、、、あなたの言うとおりでいいよ（正しいのは私だけどね。私は大人だからね。）」となってしまう。

確かに一歩引いた対応が出来たならそれは立派なことなんだけど、その場の勝負では負けなんだ。負けは負け。

こういう状況になったら、「うわクソ！言い返せなかった！負けた！！(笑)」と思って楽しんでおくといいよ。

問題が起きても、ブラジルではそれはその場の事としておしまい、って気質だから。

サッカーのプレイでも速いでしょ、彼らは。行動も判断も。日常的にこういう状況に身を置いてるからというのが大きいと思うよ。

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とりあえずこんなところ。また思い出したらこの記事に書き足していくよ。

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おまけ。

誤解を招きそうな大雑把な書き方も見られるんだけど、一応目を通しておくのもいいかも。

外務省　海外安全ホームページ「ブラジル」

こっちはワールドカップの日程。

W杯グループリーグ日程

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